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【材料】<動意株・14日>(前引け)=JDSC、共同PR、MIXI

JDSC <日足> 「株探」多機能チャートより
 JDSC<4418>=マド開け急伸でストップ高。同社はアルゴリズムモジュールの開発やライセンス提供など人工知能(AI)ソリューションビジネスに特化したソフトウェアを展開している。13日取引終了後、25年6月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の3億円から5億円に増額した。前期実績比で10倍となり過去最高利益更新予想を大幅に上乗せする形となっている。新たなAIソリューション開発プロジェクトの獲得や、既存のAIソリューションの拡販、アップセル(顧客が検討している商品よりも高機能で単価も高いものを販売する手法)などの施策が功を奏し、業績拡大が顕著となっており、これを評価する買いを呼び込んだ。時価は昨年12月中旬以来、約2カ月ぶりの高値圏に浮上している。

 共同ピーアール<2436>=800円近辺のもみ合いを上放れる動き。国内首位級の独立系総合PR会社で、企業PR支援やコンサルティングビジネスを幅広く展開するほか、トランプ米大統領と関係性の強い米大手ロビー会社バラード・パートナーズと戦略的パートナーシップを締結している。そうしたなか、13日取引終了後に発表した24年12月期の決算では営業利益が前の期比28%増の10億7400万円と大幅な伸びを達成し過去最高を更新。続く25年12月期についても前期比19%増の12億8000万円と高成長を続ける見通しとなり、好決算を評価する買いを呼び込んでいる。インフルエンサーマーケティング、AI・ビッグデータソリューション事業などにも傾注しており、足もとで好調な立ち上がりをみせている。株主還元も強化し、今期年間配当は前期実績に2円上乗せの14円を計画している。

 MIXI<2121>=大幅高で新値街道を快走。13日取引終了後、25年3月期の連結業績予想について売上高を1470億円から1530億円(前期比4.2%増)へ、営業利益を185億円から265億円(同38.2%増)へ、純利益を120億円から175億円(同2.5倍)へ上方修正した。スポーツセグメントの各事業が計画を上回って軒並み好調に推移していることに加えて、投資セグメントでタイミー<215A>株式の売却益を計上したことなどが要因。また、デジタルエンターテインメントセグメントで想定以上のコスト効率化が進んでいることも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高1103億5200万円(前年同期比4.9%増)、営業利益170億3000万円(同62.6%増)、純利益104億1600万円(同2.2倍)だった。スポーツセグメントが千葉ジェッツやTIPSTARの売り上げ増に加え、アリーナの売り上げが加わり好調。一部ゲームからの撤退でデジタルエンターテインメントセグメントの採算も改善した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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