【通貨】今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してドルは下げ渋る可能性
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30日のドル・円は、東京市場では155円25銭から154円29銭まで下落。欧米市場では154円65銭まで買われた後、153円79銭まで下落し、154円30銭で取引終了。本日31日のドル・円は主に154円台で推移か。米国株高を意識してドルは下げ渋る可能性がある。
米商務省が1月30日に発表した昨年10-12月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.3%にとどまり、市場予想を下回った。米ボーイングのストライキの影響で企業の設備投資が落ち込んだことが成長率の鈍化につながったようだ。個人消費は堅調さを保っているものの、関税引き上げはいずれ需要の落ち込みを招く可能性があるとの見方は少なくない。米利下げ再開は5月以降となりそうだが、トランプ政権の動向次第で利下げが早まる可能性は残されている。
《CS》
提供:フィスコ