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【材料】レンディングクラブが決算受け大幅安 第1四半期の新規貸付の見通しに失望感=米国株個別

(NY時間12:43)(日本時間02:43)
レンディングクラブ<LC> 13.98(-2.85 -16.93%)

 オンライン金融サービスのレンディングクラブ<LC>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、経常収益が予想を上回ったほか、預かり資産(AUM)も予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第1四半期の新規貸付額の見通しが予想を下回ったことに失望感を強めている模様。

 アナリストは「第1四半期の貸倒引当て前の経常収益の見通しは予想よりも若干低かった。それでも、第4四半期の主要な基礎は堅調で、想定損失額とローン金利は前期よりも改善しており、提携銀行の関心も引き続き高まっていると」指摘。

 「第1四半期のガイダンスは、通常の季節性とマーケティング費用の増加により、市場予測を若干下回っているが、これは実際には長期的には有望だ」とも述べている。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益:0.08ドル(予想:0.09ドル)
・経常収益:21.7億ドル 17%増(予想:20.6億ドル)
 ・純受取利息(NII):14.2億ドル
 ・マーケットプレイス:7.22億ドル
・新規貸付額:18.5億ドル(予想:18.9億ドル)
・貸倒引当金:6.32億ドル(予想:4.87億ドル)
・サービスポートフォリオ預かり資産(AUM):123.7億ドル(予想:121.3億ドル)

(1-3月・第1四半期)
・新規貸付額:18.0~19.0億ドル(予想:19.8億ドル)
・引当金控除前の経常収益:6000~7000万ドル

【企業概要】
 米国内で子会社の銀行を通じて、オンライン金融サービスを提供する。ローンの借り手と投資家を結ぶオンラインマーケットプレイスを運営し、無担保個人ローンサービスを提供するほか、預金商品やその他幅広い商品とサービスを手掛ける。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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