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【市況】<マ-ケット日報> 2024年12月25日

 25日の市場は日経平均が反発。終値は前日比93円高の3万9130円だった。前日の米国株がハイテク株主導で上げたことが好感されて序盤は100円を超える上げとなった。しかし、最近の相場のお決まりパターンで買い一巡後は国内の買い手不在が響き伸び悩む展開。9時半以降はマイナス圏での推移となった。今晩の米国市場はクリスマスで休場となることも動きの取りにくい要因となっている。終盤は買い戻しが入って先物主導で値を戻しプラスとなって取引を終えている。

 昨日の米国市場はハイテク株の上昇がけん引役となってダウ平均は4日続伸した。この日はクリスマスの前日で短縮取引となったうえ、新規の材料もなく全体は緩やかに戻りを試す展開となった。長期金利が一時7カ月ぶり水準まで上昇してダウ平均がマイナスになる場面もあったが、終盤にかけて主力ハイテク株の上げが急ピッチとなり、ダウ平均も再びプラスとなって取引を終えている。ハイテク株の多いナスダック指数は1週間ぶりに2万ポイントの大台を回復している。

 さて、東京市場は昨日の米ハイテク株高をあまり活かすことができず日経平均が一時伸び悩む展開に。12月決算銘柄の配当取りの動きはあるようだが全体を支えるには至っていない。午後に行われた日銀総裁の講演内容は平凡な内容で相場への影響はほとんど見られなかった。相場は1度の利上げを概ね織り込んでおり、利上げのタイミングは目先時機を逸したような感じである。(ストック・データバンク 編集部)

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