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【材料】レナーが決算受け下落 新規受注の見通しが予想下回る=米国株個別

(NY時間09:44)(日本時間23:44)
レナー<LEN> 139.83(-6.10 -4.18%)

 米住宅建設のレナー<LEN>が下落。前日引け後に9-11月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。ガイダンスも公表し、第1四半期の新規受注の見通しが予想を下回ったほか、住宅粗利益率も予想を下回っていた。

 アナリストは「今回の決算について良いことはあまりない」と述べている。しかし、マクロ経済からの同社への影響についても、次の2つの点で慎重な見解を持っているとしている。

 「金利は明らかに依然抑制的で、住宅市場に重くのしかかっている。住宅建設業者が値下げを余儀なくされているという事実はディスインフレ効果をもたらす」としている。

(9-11月・第4四半期)
・1株利益:4.06ドル(予想:4.17ドル)
・売上高:9.95億ドル 9.3%減(予想:10.1億ドル)
・住宅粗利益率:22.1%(予想:22.4%)
・新規受注:1万6895件(予想:1万9174件)
・受注残:1万1633件(予想:1万3221件)

(12-2月・第1四半期見通し)
・新規受注:1万7500~1万8000件(予想:2万110件)
・引き渡し件数:1万7000~1万7500件(予想:1万6300件)
・住宅粗利益率:19~19.3%(予想:21.6%)

【企業概要】
 米国で一戸建てやタウンハウス等の建設・販売・賃貸、宅地の購入・開発・販売を行う。テクノロジーと革新的な戦略を駆使し、建築プロセスの効率化と建設コストの低減に取り組む。又、顧客向け住宅ローン関連の金融サービスを提供するほか、多世帯住宅を建設する長期ファンドを運営し、その持分を保有する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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