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【材料】アルファベットが4日ぶり反発 米司法省の勧告の多くは裁判所によって承認される可能性低いとの見方も=米国株個別

(NY時間10:03)(日本時間00:03)
アルファベット<GOOG> 169.12(+2.55 +1.53%)

 アルファベット<GOOG>が4日ぶりに反発。先週は米司法省と複数の州当局が傘下のグーグルにインターネット閲覧ソフト「クローム」の売却命令などを求める是正案を裁判所に訴えたことで売りが強まっていた。

 ただ、バロンズ誌は投資家が懸念を抱くのは当然だが、同社には自社を守る力があると報じている。同社は急速に変化するオンライン環境をうまく乗り切り、デスクトップからモバイルデバイスへの移行にも成功していると言及。

 一部のアナリストからは、米司法省の調査に懐疑的もしくは反トラスト法上のリスクはすでに織り込み済みとのコメントも出ている。今回の米司法省の勧告の多くは、裁判所によって承認される可能性が低いと見ているという。

 他のアナリストは、クロームの強制売却によって逆に株価が上昇すると想定しているとの見方も出ている。市場が多くのアルファベット事業部門の価値を分析することにつながるためだという。今回の件を機に、投資家が同社の各事業の価値を再認識せざるを得ない状況になれば、恐らく株価は上昇するだろうと述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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