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【市況】ダウ先物、小幅な値動き 今週は週足陽線で終りそう=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:53)(日本時間22:53)
ダウ先物 43997(+8.00 +0.02%)
S&P500 5965.00(-5.50 -0.09%)
ナスダック100先物 20790.75(-38.75 -0.19%)

 きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500は小幅高で推移している一方、ナスダック100は小幅安で推移している。ウクライナ情勢は依然として不透明で、地政学リスクは意識されるものの、本日は何もウクライナ関連のニュースが伝わっていないことから安心感が広がっている。ニュースがないのが良いニュースといったところだ。

 しかし、米株式市場はウクライナ情勢についてはひとまず静観している模様で、ネガティブな反応は一時的に収まっている。エヌビディア<NVDA>の決算へのネガティブな反応も、基本的に強い内容だったこともあり、一時的な反応に留まっているようだ。今週は選挙後の上昇が失速した先週とは対照的な雰囲気となっている。今週の米株式市場はダウ平均、S&P、ナスダックとも週足陽線で終りそうだ。

 一部からは「市場がようやく足場を固めつつある理由は2つある。1つは、選挙後の二日酔いからの回復。そしてもう1つは、エヌビディアの決算に対する反応だ」とのコメントも聞かれる。来週は感謝祭ウィークで市場参加者も徐々に少なくなりそうな中、本日は調整中心の動きになりそうな気配もある。

 アルファベット<GOOG>が本日も時間外で軟調。前日の引け後にオープンAIがウェブブラウザーの開発を検討しており、小売りや旅行などのウェブサイトに検索機能を提供する契約を結んだと報じられた。

 アパレルのギャップ<GPS>が決算を受け時間外で大幅高。25年度通期ガイダンスで売上高の見通しを上方修正したほか、営業利益も上方修正した。第4四半期のホリデー商戦に自信を示した形となっている。

 前日の引け後にS&Pダウジョーンズが、エネルギー分野のS&P500株価指数の採用銘柄入れ替えを発表。テキサス・パシフィック・ランド<TPL>とアトラス・エナジー<AESI>が採用された。両銘柄とも時間外で上昇。

 ソフトウエア開発のエラスティック<ESTC>が時間外で大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、25年度通期の見通しを上方修正している。

 データストレージのネットアップ<NTAP>が時間外で上昇。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正している。生成AIからの追い風により、下半期の収益機会を反映させたとしている。

ギャップ<GAP> 26.21(+4.17 +18.92%)
テキサス・パシフィック<TPL> 1600.00(+84.47 +5.57%)
アトラス・エナジー<AESI> 23.82(+2.31 +10.74%)
エラスティック<ESTC> 115.25(+21.12 +22.44%)
ネットアップ<NTAP> 136.16(+9.48 +7.48%)

アップル<AAPL> 228.65(+0.13 +0.06%)
マイクロソフト<MSFT> 411.95(-0.92 -0.22%)
アマゾン<AMZN> 198.99(+0.61 +0.31%)
アルファベット<GOOG> 167.78(-1.46 -0.86%)
テスラ<TSLA> 340.45(+0.81 +0.24%)
メタ<META> 563.06(-0.03 -0.01%)
エヌビディア<NVDA> 145.90(-0.77 -0.52%)
AMD<AMD> 137.40(-0.09 -0.07%)
イーライリリー<LLY> 754.78(+4.86 +0.65%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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