市場ニュース

戻る
 

【材料】ウィリアムズ・ソノマが決算受け大幅高 早ければ第4四半期にも増収回復との指摘も=米国株個別

(NY時間10:10)(日本時間00:10)
ウィリアムズ・ソノマ<WSM> 169.84(+32.60 +23.75%)

 キッチン・インテリア用品のウィリアムズ・ソノマ<WSM>が大幅高。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想ほどの減収とならなかったほか、1株利益が予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、売上高見通しのレンジをやや上方修正している。また、10億ドルの新たな自社株買いも承認した。

 アルバーCEOは「第3四半期は継続的な売上の傾向改善、市場シェア拡大、そして好調な利益により牽引された。営業成績は今年1年を通じて注力してきた業務改善を反映しており、厳しい環境下におけるわれわれの利益率の強さを示している」と述べた。

 アナリストからは新たなガイダンスからは、早ければ第4四半期にも増収を回復する可能性があるとの指摘も出ている。10億ドルの自社株買い計画もウォール街では好感されているようだ。

 「売上高と営業利益率に関するより強気のガイダンスは、特に利益面で予想を上回る第3四半期の業績を反映した。需要が増加していることから、今後も改善が続くことを示唆している」と述べている。「売上高は早ければ第4四半期にも増収を回復する可能性があり、今年の残りの週を除外しても、勢いは来年に持ち越される可能性がある」とも語った。

(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:2.9%減(予想:3.4%減)
  ポッタリーバーン:7.5%減(予想:6.0%減)
  ウィリアムズ・ソノマ:0.1%減(予想:0.9%減)
  ウェストエルム:3.5%減(予想:4.9%減)
  ポッタリーバーン(子供およびティーン向け):3.8%増(予想:0.3%増)
・1株利益(調整後):1.96ドル(予想:1.76ドル)
・売上高:18億ドル 2.9%減(予想:17.8億ドル)
・総店舗数:525店舗(予想:520店舗)

(通期見通し)
・売上高:1.5~3.0%減(従来:1.5~4.0%減)
・営業利益率:17.8~18.2%(従来:17.4~17.8%)

【企業概要】
 キッチン・インテリア用品を複数の自社ブランド名で販売。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、店舗・カタログ通販やオンライン販売とマルチチャンネルで販売を行う小売業者。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均