【市況】【市場反応】米10月CPI、予想に一致、12月の追加利下げ観測強まる、ドル軟調
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米労働省が発表した10月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、予想通り9月と同水準を維持した。前年比では+2.6%と、予想通り9月+2.4%から加速。7月来で最大の伸びとなった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は予想通り3カ月連続で前月比+0.3%となった。前年比では+3.3%と、やはり予想通り9月と同水準。
ディスインフレ基調が停滞したが、改善もないが悪化でもないとの見方に12月連連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が強まった。ドルは軟調に推移し、ドル・円は155円10銭付近から154円42銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0623ドルから1.0653ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2736ドルから1.2768ドルまで上昇。
【経済指標】
・米・10月消費者物価指数:前年比+2.6%(予想:+2.6%、9月:+2.4%)
・米・10月消費者物価コア指数:前年比+3.3%(予想:+3.3%、9月:+3.3%)
・米・10月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、9月:+0.2%)
・米・10月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.3%、9月:+0.3%)
《KY》
提供:フィスコ