【材料】ルミナーが上昇、冴えない決算もボルボでの標準装備や日本メーカーとの提携拡大計画を示す＝米国株個別

（NY時間09:50）（日本時間23:50）
ルミナー<LAZR>　1.05（+0.03　+2.94%）

　自動運転ソリューションのルミナー・テクノロジーズ<LAZR>が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株損益の赤字は予想範囲内だったものの、売上高が予想を下回ったほか、営業赤字も予想以上に膨らんだ。

　ただ、株価はポジティブな反応。第４四半期のガイダンスを好感している模様。売上高は前四半期比で緩やかに増加を想定しており、赤字も大幅に改善するとしている。

　また、ボルボの追加される車種に標準装備として採用されると述べたほか、日本のメーカーとの開発提携を拡大するとしている。詳細は来年前半に発表する予定だとした。

（７－９月・第３四半期）
・１株損益（調整後）：-0.16ドル（予想：-0.16ドル）
・売上高：1550万ドル　8.6％減（予想：1770万ドル）
・営業損益：-1億1590万ドル（予想：-9430万ドル）

（１０－１２月・第４四半期）
・売上高：前四半期比で緩やかに増加
・総損失は大幅改善

【企業概要】
　消費者向け自動車、商用トラックなど向けに、世界的な自動車OEMを含む業界パートナーと提携し、自動運転ソリューションに取り組む。高度な安全性と自律性を実現するライダーセンサーを開発し、従来のADASより高速かつ遠距離で、より信頼性の高い検知を提供し、低速・高速での衝突回避を可能にする。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース