【市況】ダウ平均は最高値更新 トランプトレード続く 仮想通貨、銀行、テスラが上昇=米国株概況
NY株式11日(NY時間16:21)(日本時間06:21)
ダウ平均 44293.13(+304.14 +0.69%)
S&P500 6001.35(+5.81 +0.10%)
ナスダック 19298.77(+11.99 +0.06%)
CME日経平均先物 39700(大証終比:+150 +0.38%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸し、最高値更新が続いた。一時500ドル近く上昇。先週はトランプ氏の勝利で米株式市場にはポジティブな雰囲気が広がっていたが、本日もその余波が続いている。
投資家は現在、次期政権の政権移行に関するニュースに注目しており、トランプ大統領は今週中に財務長官候補の最終候補者リストを絞り込むと見られている。ヘッジファンドのマネジャーのベッセント氏が候補に挙がっているとされ、金曜日にトランプ大統領と面会したが、この面会は就任のための面接ではなかったという。
先週はFOMCも開催され、FRBは0.25%ポイントの利下げを実施してきたが、12月FOMCにつてはヒントを示さず、今後のデータ次第でオープンである姿勢を滲ませていた。足元のデータが底堅い米経済を示していることから、FRBは9月の大幅利下げ時点ほどは利下げに前のめりになっていない様子もうかがえる。ファンダメンタルズについては、今週10月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており注目される。
「投資家は不確実性を嫌うが、大統領選を通過して、市場は経済と企業のファンダメンタルズに集中することができる」との声も聞かれた。
FOMCを通過したことで、発言を控えて来たFOMC委員の動向も注目されるが、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は週末に「好調な経済を背景に利下げ幅は従来の予想よりも縮小する可能性がある」と述べていた。ただ、いまのところ米株式市場はFRBの利下げの行方については看過しているようだ。
銀行株が堅調に推移。トランプ氏が勝利したことで金融機関への規制緩和を期待しているほか、インフレ再燃の観測から長期金利が上昇。アナリストによると、先週の水曜日は2012年のデータ開始以来、金融ETFに最大の資金流入があり、SPDR・S&P地銀ETF<KRE>も過去10年間で最大の資金流入を記録したという。
テスラ<TSLA>が本日も上昇し5日続伸。トランプ氏の勝利が確定した先週6日以来、買いが強まっており、時価総額も再び1兆ドルを超えている。同社株の下落に賭けてきたヘッジファンドの巨額の含み損も伝わる中、踏み上げが出ている可能性もありそうだ。
仮想通貨関連株が本日も大幅高。トランプ氏の大統領選での勝利以来、仮想通貨市場でビットコインが賑わっており、過去最高値を更新している。本日は一時8万7000ドル台まで上げを加速させ、米株式市場では関連株が追随。
医薬品のアッヴィ<ABBV>が大幅安。統合失調症治療薬の2つの中間試験で主要目標を達成できなかった。投資家たちは、同社の今回の臨床試験失敗を、9月下旬に70年ぶりの新型統合失調症治療薬の承認をFDAから取得したブリストル・マイヤーズ スクイブ<BMY>にとっては朗報と捉えているようで、ブリストル株は大幅高。
医療保険のシグナ<CI>が上昇。取引開始前にライバルのヒューマナ<HUM>との合併を追求しないと発表。同社は声明で「これまで確立したM&Aの基準を守り、戦略的に合致し、財務的に魅力的で、成約の可能性が高い買収のみを検討する」と述べている。
レクリエーション用車両(RV)およびマリン製品を手掛けるウィニベーゴ・インダストリーズ<WGO>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を75ドルに設定した。
セールスフォース<CRM>の上げが加速し、最高値を更新。アナリストが目標株価を従来の350ドルから400ドルに引き上げた。
高解像度デジタル3Dライダーセンサーを開発するアウスター<OUST>が急伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。
コインベース<COIN> 324.24(+53.50 +19.76%)
MARA<MARA> 25.01(+5.76 +29.92%)
ライオット<RIOT> 14.97(+2.16 +16.86%)
マイクロストラテジー<MSTR> 340.00(+69.58 +25.73%)
JPモルガン<JPM> 239.29(+2.31 +0.97%)
シティグループ<C> 69.80(+1.17 +1.70%)
バンカメ<BAC> 46.08(+0.95 +2.11%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 72.56(+2.52 +3.60%)
ゴールドマン<GS> 602.34(+13.08 +2.22%)
モルガン・スタンレー<MS> 133.52(+3.99 +3.08%)
SPDR・S&P地銀ETF<KRE> 66.99(+2.01 +3.09%)
アッヴィ<ABBV> 174.43(-25.07 -12.57%)
ブリストル<BMY> 59.82(+5.68 +10.49%)
シグナ<CI> 343.06(+23.29 +7.28%)
ヒューマナ<HUM> 282.44(-5.68 -1.97%)
ウィニベーゴ<WGO> 65.10(+4.00 +6.55%)
セールスフォース<CRM> 341.73(+19.78 +6.14%)
セラニーズ<CE> 78.61(-6.19 -7.30%)
アウスター<OUST> 10.55(+2.56 +32.04%)
アップル<AAPL> 224.23(-2.73 -1.20%)
マイクロソフト<MSFT> 418.01(-4.53 -1.07%)
アマゾン<AMZN> 206.84(-1.34 -0.64%)
アルファベットC<GOOG> 181.97(+2.11 +1.17%)
テスラ<TSLA> 350.00(+28.78 +8.96%)
メタ<META> 583.17(-6.17 -1.05%)
AMD<AMD> 147.35(-0.60 -0.41%)
エヌビディア<NVDA> 145.26(-2.37 -1.61%)
イーライリリー<LLY> 832.44(+0.90 +0.11%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 44293.13(+304.14 +0.69%)
S&P500 6001.35(+5.81 +0.10%)
ナスダック 19298.77(+11.99 +0.06%)
CME日経平均先物 39700(大証終比:+150 +0.38%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸し、最高値更新が続いた。一時500ドル近く上昇。先週はトランプ氏の勝利で米株式市場にはポジティブな雰囲気が広がっていたが、本日もその余波が続いている。
投資家は現在、次期政権の政権移行に関するニュースに注目しており、トランプ大統領は今週中に財務長官候補の最終候補者リストを絞り込むと見られている。ヘッジファンドのマネジャーのベッセント氏が候補に挙がっているとされ、金曜日にトランプ大統領と面会したが、この面会は就任のための面接ではなかったという。
先週はFOMCも開催され、FRBは0.25%ポイントの利下げを実施してきたが、12月FOMCにつてはヒントを示さず、今後のデータ次第でオープンである姿勢を滲ませていた。足元のデータが底堅い米経済を示していることから、FRBは9月の大幅利下げ時点ほどは利下げに前のめりになっていない様子もうかがえる。ファンダメンタルズについては、今週10月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており注目される。
「投資家は不確実性を嫌うが、大統領選を通過して、市場は経済と企業のファンダメンタルズに集中することができる」との声も聞かれた。
FOMCを通過したことで、発言を控えて来たFOMC委員の動向も注目されるが、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は週末に「好調な経済を背景に利下げ幅は従来の予想よりも縮小する可能性がある」と述べていた。ただ、いまのところ米株式市場はFRBの利下げの行方については看過しているようだ。
銀行株が堅調に推移。トランプ氏が勝利したことで金融機関への規制緩和を期待しているほか、インフレ再燃の観測から長期金利が上昇。アナリストによると、先週の水曜日は2012年のデータ開始以来、金融ETFに最大の資金流入があり、SPDR・S&P地銀ETF<KRE>も過去10年間で最大の資金流入を記録したという。
テスラ<TSLA>が本日も上昇し5日続伸。トランプ氏の勝利が確定した先週6日以来、買いが強まっており、時価総額も再び1兆ドルを超えている。同社株の下落に賭けてきたヘッジファンドの巨額の含み損も伝わる中、踏み上げが出ている可能性もありそうだ。
仮想通貨関連株が本日も大幅高。トランプ氏の大統領選での勝利以来、仮想通貨市場でビットコインが賑わっており、過去最高値を更新している。本日は一時8万7000ドル台まで上げを加速させ、米株式市場では関連株が追随。
医薬品のアッヴィ<ABBV>が大幅安。統合失調症治療薬の2つの中間試験で主要目標を達成できなかった。投資家たちは、同社の今回の臨床試験失敗を、9月下旬に70年ぶりの新型統合失調症治療薬の承認をFDAから取得したブリストル・マイヤーズ スクイブ<BMY>にとっては朗報と捉えているようで、ブリストル株は大幅高。
医療保険のシグナ<CI>が上昇。取引開始前にライバルのヒューマナ<HUM>との合併を追求しないと発表。同社は声明で「これまで確立したM&Aの基準を守り、戦略的に合致し、財務的に魅力的で、成約の可能性が高い買収のみを検討する」と述べている。
レクリエーション用車両(RV)およびマリン製品を手掛けるウィニベーゴ・インダストリーズ<WGO>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を75ドルに設定した。
セールスフォース<CRM>の上げが加速し、最高値を更新。アナリストが目標株価を従来の350ドルから400ドルに引き上げた。
高解像度デジタル3Dライダーセンサーを開発するアウスター<OUST>が急伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。
コインベース<COIN> 324.24(+53.50 +19.76%)
MARA<MARA> 25.01(+5.76 +29.92%)
ライオット<RIOT> 14.97(+2.16 +16.86%)
マイクロストラテジー<MSTR> 340.00(+69.58 +25.73%)
JPモルガン<JPM> 239.29(+2.31 +0.97%)
シティグループ<C> 69.80(+1.17 +1.70%)
バンカメ<BAC> 46.08(+0.95 +2.11%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 72.56(+2.52 +3.60%)
ゴールドマン<GS> 602.34(+13.08 +2.22%)
モルガン・スタンレー<MS> 133.52(+3.99 +3.08%)
SPDR・S&P地銀ETF<KRE> 66.99(+2.01 +3.09%)
アッヴィ<ABBV> 174.43(-25.07 -12.57%)
ブリストル<BMY> 59.82(+5.68 +10.49%)
シグナ<CI> 343.06(+23.29 +7.28%)
ヒューマナ<HUM> 282.44(-5.68 -1.97%)
ウィニベーゴ<WGO> 65.10(+4.00 +6.55%)
セールスフォース<CRM> 341.73(+19.78 +6.14%)
セラニーズ<CE> 78.61(-6.19 -7.30%)
アウスター<OUST> 10.55(+2.56 +32.04%)
アップル<AAPL> 224.23(-2.73 -1.20%)
マイクロソフト<MSFT> 418.01(-4.53 -1.07%)
アマゾン<AMZN> 206.84(-1.34 -0.64%)
アルファベットC<GOOG> 181.97(+2.11 +1.17%)
テスラ<TSLA> 350.00(+28.78 +8.96%)
メタ<META> 583.17(-6.17 -1.05%)
AMD<AMD> 147.35(-0.60 -0.41%)
エヌビディア<NVDA> 145.26(-2.37 -1.61%)
イーライリリー<LLY> 832.44(+0.90 +0.11%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース