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【材料】トランプトレードが続く中、銀行株が堅調に推移 資金流入が活発化=米国株個別

(NY時間15:41)(日本時間05:41)
JPモルガン<JPM> 239.57(+2.59 +1.09%)
シティグループ<C> 69.93(+1.30 +1.89%)
バンカメ<BAC> 46.13(+1.00 +2.22%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 72.65(+2.61 +3.72%)
ゴールドマン<GS> 602.74(+13.48 +2.29%)
モルガン・スタンレー<MS> 133.21(+3.68 +2.84%)
SPDR・S&P地銀ETF<KRE> 67.15(+2.17 +3.34%)

 きょうも米株式市場はトランプトレードが続く中、銀行株が堅調に推移している。トランプ氏が勝利したことで金融機関への規制緩和を期待しているほか、インフレ再燃の観測から長期金利が上昇。半面、FRBは利下げペースこそ緩やかになるとの見方が強まっているものの、少なくとも利上げ再開まではない状況。それは長短金利差拡大を意味し、銀行にとっては純受取利息(NII)が拡大する余地が高まる。

 代表的な銀行株指数であるKBW指数は過去4営業日で11%上昇し、1995年以来最大の年間上昇率を記録している。アナリストによると、先週の水曜日は2012年のデータ開始以来、金融ETFに最大の資金流入があり、SPDR・S&P地銀ETF<KRE>も過去10年間で最大の資金流入を記録したという。

 「投資家は特に規制の面でのより良好な事業環境を期待しており、銀行株には非常に楽観的トーンが広がっており、選挙後も間違いなく再評価が加速している」と述べている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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