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【市況】<マ-ケット日報> 2024年11月11日

 週明けの市場は日経平均が小幅続伸。終値は前週末比32円高の3万9533円だった。前週に上昇した反動からやや売りが先行する展開。前週末の米株高や円安進行があるため下がれば買いが入るが、日経平均は上値4万円の大台が意識され動きが鈍い状態。国会で首班指名選挙が行われるが市場の関心は薄いようで、自民党の石破氏が当選する方向で織り込んでいる。やはり材料は外部からで、米国でトランプラリーが続くうちは押し目買い対応で良さそうだ。

 前週末の米国市場はトランプ次期大統領を歓迎する買いからダウ平均は反発。2日ぶりに史上最高値を更新した。週間の上げ幅は約2000ドルと本年最大を記録している。この日発表された11月の消費者態度指数が大きく改善したこともリスクオンの一因に。市場に過熱感はあるもののトランプラリーに乗り遅れまいとする動きが勝っている。主要指数ではナスダック指数、S&P500種指数ともに4連騰となりこちらも揃って最高値を更新している。

 さて、東京市場は小幅マイナス圏で推移する場面が多いながらも結果的に膠着気味の相場に終始した。今週は13日に10月の米消費者物価指数、15日に7-9月GDP速報と米10月小売売上高と内外で重要な指標の発表が続く。高値圏にあるだけに様子見的な相場となりやすい。日経平均はここ数日25日移動平均線(3万8959円)にサポートされており、ここが押し目買いの目安となっている。(ストック・データバンク 編集部)

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