【市況】ダウ平均は反発 米大統領選の行方見守る 今週は流動的な展開も留意=米国株序盤
NY株式5日(NY時間10:38)(日本時間00:38)
ダウ平均 42142.67(+348.07 +0.83%)
ナスダック 18353.67(+173.69 +0.95%)
CME日経平均先物 38970(大証終比:+310 +0.80%)
きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも反発。市場は本日投開票の米大統領選の行方を見守っている。最新世論調査でも両候補は拮抗しており、予断を許さない状況となっている。また、議会選挙の行方も注目。上院は3分の1が改選になるが、共和党が優勢との調査も出ている。一方、下院は全議席が改選になるが、こちらは情勢が拮抗している状況。
共和党と民主党のどちらかが、ホワイトハウスと議会を席巻するいわゆるスウィープの状況になれば、大胆な政策が実施される可能性がある。
今回の結果は株価の行方に大きな影響を与える可能性があるが、投資家は目先の不安定さを覚悟しておいた方がいいとの声も聞かれる。1980年までデータを遡ると、米株価指数は選挙日から年末にかけて上昇するが、通常、選挙期間中とその翌週は下落の傾向があるという。選挙結果を巡る不透明感も、市場の動揺をさらに大きくする可能性がある。
通常であれば日本時間の明日6日午後以降には結果が判明するが、今回も2020年同様に混迷が予想されており、すぐには結果は判明しないリスクもあるとの声も聞かれる。一部からは週末までかかるとの声もあるようだ。
一部からは「新政権がより緊縮的になりそうな政策を打ち出さない限り、強気相場は損なわれない」との見方も出ている。今週はFOMCが控えていることもあり、流動的な週となりそうだ。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の営業利益の見通しも上方修正している。同社のAIソフトに対する旺盛な需要が示された。
カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が決算を受け下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、重要な指標である不動産EBITDARも予想を下回っている。Rは支払い賃料。今回の決算は、同社が期待ほど市場シェアを獲得できなかったことを示唆した。
オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け下落。第4四半期のガイダンスで予想を下回る売上高と1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。自動車業界の低迷が影響。また、同社の産業およびIoT製品の最終需要も低迷。
決済処理プラットフォームを手掛けるマルケタ<MQ>が急落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字、売上高とも予想範囲内となった。しかし、株価は急落。第4四半期のガイダンスを嫌気している模様。売上高の見通しは予想を下回る伸びを見込んだほか、EBITDAマージンの見通しも予想を下回り、失望感が強まったようだ。
パランティア<PLTR> 49.95(+8.54 +20.62%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 87.59(-8.06 -8.43%)
NXP<NXPI> 222.20(-14.70 -6.21%)
マルケタ<MQ> 3.59(-2.36 -39.69%)
アップル<AAPL> 222.91(+0.90 +0.41%)
マイクロソフト<MSFT> 412.57(+4.11 +1.00%)
アマゾン<AMZN> 196.89(+1.11 +0.57%)
アルファベットC<GOOG> 171.03(+0.35 +0.21%)
テスラ<TSLA> 250.57(+7.73 +3.18%)
メタ<META> 569.01(+8.33 +1.48%)
AMD<AMD> 141.92(+1.21 +0.86%)
エヌビディア<NVDA> 138.99(+2.94 +2.16%)
イーライリリー<LLY> 799.67(-6.48 -0.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 42142.67(+348.07 +0.83%)
ナスダック 18353.67(+173.69 +0.95%)
CME日経平均先物 38970(大証終比:+310 +0.80%)
きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも反発。市場は本日投開票の米大統領選の行方を見守っている。最新世論調査でも両候補は拮抗しており、予断を許さない状況となっている。また、議会選挙の行方も注目。上院は3分の1が改選になるが、共和党が優勢との調査も出ている。一方、下院は全議席が改選になるが、こちらは情勢が拮抗している状況。
共和党と民主党のどちらかが、ホワイトハウスと議会を席巻するいわゆるスウィープの状況になれば、大胆な政策が実施される可能性がある。
今回の結果は株価の行方に大きな影響を与える可能性があるが、投資家は目先の不安定さを覚悟しておいた方がいいとの声も聞かれる。1980年までデータを遡ると、米株価指数は選挙日から年末にかけて上昇するが、通常、選挙期間中とその翌週は下落の傾向があるという。選挙結果を巡る不透明感も、市場の動揺をさらに大きくする可能性がある。
通常であれば日本時間の明日6日午後以降には結果が判明するが、今回も2020年同様に混迷が予想されており、すぐには結果は判明しないリスクもあるとの声も聞かれる。一部からは週末までかかるとの声もあるようだ。
一部からは「新政権がより緊縮的になりそうな政策を打ち出さない限り、強気相場は損なわれない」との見方も出ている。今週はFOMCが控えていることもあり、流動的な週となりそうだ。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の営業利益の見通しも上方修正している。同社のAIソフトに対する旺盛な需要が示された。
カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が決算を受け下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、重要な指標である不動産EBITDARも予想を下回っている。Rは支払い賃料。今回の決算は、同社が期待ほど市場シェアを獲得できなかったことを示唆した。
オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け下落。第4四半期のガイダンスで予想を下回る売上高と1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。自動車業界の低迷が影響。また、同社の産業およびIoT製品の最終需要も低迷。
決済処理プラットフォームを手掛けるマルケタ<MQ>が急落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字、売上高とも予想範囲内となった。しかし、株価は急落。第4四半期のガイダンスを嫌気している模様。売上高の見通しは予想を下回る伸びを見込んだほか、EBITDAマージンの見通しも予想を下回り、失望感が強まったようだ。
パランティア<PLTR> 49.95(+8.54 +20.62%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 87.59(-8.06 -8.43%)
NXP<NXPI> 222.20(-14.70 -6.21%)
マルケタ<MQ> 3.59(-2.36 -39.69%)
アップル<AAPL> 222.91(+0.90 +0.41%)
マイクロソフト<MSFT> 412.57(+4.11 +1.00%)
アマゾン<AMZN> 196.89(+1.11 +0.57%)
アルファベットC<GOOG> 171.03(+0.35 +0.21%)
テスラ<TSLA> 250.57(+7.73 +3.18%)
メタ<META> 569.01(+8.33 +1.48%)
AMD<AMD> 141.92(+1.21 +0.86%)
エヌビディア<NVDA> 138.99(+2.94 +2.16%)
イーライリリー<LLY> 799.67(-6.48 -0.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース