【材料】NXPが決算受け下落 自動車業界の低迷が影響 産業およびIoTも予想下回る=米国株個別
(NY時間10:17)(日本時間00:17)
NXP<NXPI> 222.28(-14.62 -6.17%)
オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、第4四半期のガイダンスで予想を下回る売上高と1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。
自動車業界の低迷が影響。同社は在庫過剰と自社製品を搭載した電気自動車(EV)の需要低迷による影響を受けている。
アナリストは、同社の産業およびIoT製品の最終需要の低迷にも注目している。「産業およびIoTの売上高も予想を下回り、第4四半期の見通しを下方修正した」と述べている。
また、別のアナリストは、同社のチャネル在庫の増加は、最終需要の低迷が同業他社の在庫圧力にも拍車がかかる可能性があることを示唆している。第4四半期の見通しは、通期の売上高コンセンサスの8%成長を大幅に下回る可能性を示唆している」とも述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):3.45ドル(予想:3.42ドル)
・売上高:32.5億ドル 5.4%減(予想:32.6億ドル)
自動車:18.3億ドル(予想:18.1億ドル)
産業&IoT:5.63億ドル(予想:6.27億ドル)
モバイル:4.07億ドル(予想:3.96億ドル)
通信インフラ・その他:4.51億ドル(予想:4.16億ドル)
・粗利益率(調整後):58.2%(予想:58.4%)
・営業利益(調整後):11.5億ドル(予想:11.4億ドル)
・営業利益率(調整後):35.5%(予想:35.1%)
・FCF(調整後):5.93億ドル(予想:9.22億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.93~3.33ドル(予想:3.62ドル)
・売上高:30.0~32.0億ドル(予想:33.6億ドル)
・粗利益率(調整後):57~58%(予想:58.6%)
・営業利益(調整後):9.94~11.2億ドル(予想:12.0億ドル)
・営業利益率(調整後):33.1~35.0%(予想:35.7%)
【企業概要】
移動体通信、消費者電子製品、セキュリティ・アプリケーション、自動車内の娯楽機器、ネットワーキング用の半導体とソフトウェアを設計し、自動車、識別、ワイヤレス通信インフラ、照明、携帯機器、コンピュータ・アプリケーション用の製品を提供する半導体メーカー。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
NXP<NXPI> 222.28(-14.62 -6.17%)
オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、第4四半期のガイダンスで予想を下回る売上高と1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。
自動車業界の低迷が影響。同社は在庫過剰と自社製品を搭載した電気自動車(EV)の需要低迷による影響を受けている。
アナリストは、同社の産業およびIoT製品の最終需要の低迷にも注目している。「産業およびIoTの売上高も予想を下回り、第4四半期の見通しを下方修正した」と述べている。
また、別のアナリストは、同社のチャネル在庫の増加は、最終需要の低迷が同業他社の在庫圧力にも拍車がかかる可能性があることを示唆している。第4四半期の見通しは、通期の売上高コンセンサスの8%成長を大幅に下回る可能性を示唆している」とも述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):3.45ドル(予想:3.42ドル)
・売上高:32.5億ドル 5.4%減(予想:32.6億ドル)
自動車:18.3億ドル(予想:18.1億ドル)
産業&IoT:5.63億ドル(予想:6.27億ドル)
モバイル:4.07億ドル(予想:3.96億ドル)
通信インフラ・その他:4.51億ドル(予想:4.16億ドル)
・粗利益率(調整後):58.2%(予想:58.4%)
・営業利益(調整後):11.5億ドル(予想:11.4億ドル)
・営業利益率(調整後):35.5%(予想:35.1%)
・FCF(調整後):5.93億ドル(予想:9.22億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.93~3.33ドル(予想:3.62ドル)
・売上高:30.0~32.0億ドル(予想:33.6億ドル)
・粗利益率(調整後):57~58%(予想:58.6%)
・営業利益(調整後):9.94~11.2億ドル(予想:12.0億ドル)
・営業利益率(調整後):33.1~35.0%(予想:35.7%)
【企業概要】
移動体通信、消費者電子製品、セキュリティ・アプリケーション、自動車内の娯楽機器、ネットワーキング用の半導体とソフトウェアを設計し、自動車、識別、ワイヤレス通信インフラ、照明、携帯機器、コンピュータ・アプリケーション用の製品を提供する半導体メーカー。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース