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【市況】<マ-ケット日報> 2024年11月5日

 5日の市場は日経平均が3日ぶりに反発。終値は前週末比421円高の3万8474円だった。日本の連休中の米国株は上げ下げしたもののトータルでは小幅にプラス。為替には変化がなく材料不在の状態となった。ただ、前週末に日経平均は1000円以上の下げを演じていたためこの日は売り方の買い戻しが優勢に。一時は上げ幅が560円以上に達するなど下げ過ぎた分を取り戻す1日となっている。米国の大統領選を前に売り方もリスクを感じているようだ。

 昨日の米国市場は大統領選前のポジション調整売りでダウ平均は反落した。世界が注目する米大統領選の投開票は5日。事前予想ではトランプ氏が優勢との報道が多いが、株価が高値圏にあるためこの日は目先筋の手じまい売りが出たようだ。結果判明に時間がかかりそうなことも売りを促した面がある。市場はトランプ勝利を事前に織り込んで株高、債券安(金利上昇)を演じている。ダウ平均の採用銘柄に8日から新規にエヌビディアが加わるためより変動率が上がりそうな雰囲気だ。

 さて、東京市場は連休中に目立った材料がなかったことから、先週末に急落した分をある程度埋める買い戻しの展開に。米大統領選の結果が判明しないと新規のポジションが持ちにくく、買い一巡後はやや模様眺め商状となっている。日経平均は75日、200日移動平均線上にあり中長期的には安定基調。今年最大のイベントと言ってもいい大統領選後に次なるトレンドが生まれてこよう。(ストック・データバンク 編集部)

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