【市況】米国株見通し:伸び悩みか、大統領選の行方に注目
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時30分現在)
S&P500先物 5,758.25(0.00)
ナスダック100先物 20,226.75(+73.50)
米株式先物市場でS&P500先物は変わらず、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。
1日の主要3指数は反発。序盤の買い一巡後は失速もナスダックとS&Pは3日ぶりにプラスへ転じ、ダウは288ドル高の42052ドルと再び42000ドル台を回復した。この日発表された雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を大きく下回ったものの、ハリケーン被害など特殊要因が織り込まれ、影響は軽微だった。逆に、平均時給の高止まりでソフトランディング期待の買いが先行。業績拡大のハイテクが選好され、相場を牽引した。
本日は伸び悩みか。今週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが予想されるなか、好業績を発表したアマゾンなど主力ハイテクへ買いが強気相場を支える見通し。また、足元の堅調な経済指標で景気敏感や消費なども物色されるだろう。ただ、5日投開票の大統領選に向け、終盤の世論調査では大接戦が伝えられている。大勢の判明に時間を要する可能性もあるため、投票結果を見極めようと様子見ムードが広がりやすい。
《TY》
提供:フィスコ