【材料】さくらネットが大幅3日続伸、上期営業利益5.2倍とエヌビディア最新GPU搭載サーバ調達を好感
さくらネット <日足> 「株探」多機能チャートより
主力のクラウドサービスが順調に売り上げを伸ばしたほか、専用サーバサービスの利用が増加した。また、6月に本格提供を開始した生成AI向けGPUクラウドサービスも8月に第1次投資計画分(「NVIDIA H100 Tensor コアGPU」約2000基)の収益化を達成し業績に貢献した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高290億円(前期比32.9%増)、営業利益26億円(同2.9倍)、純利益15億5000万円(同2.4倍)の従来見通しを据え置いている。
同時に、エヌビディア<NVDA>の最新モデルGPU「NVIDIA H200 Tensor コアGPU」を搭載したサーバを調達すると発表しており、これも好材料視されている。同社は既に「NVIDIA HGX B200システム」を発注し納品が遅れているが、その注文は取り下げずに最新モデルも調達する。あわせて「NVIDIA H100 Tensor コアGPU」搭載サーバの追加調達も行うとしており、今回発表の追加調達の投資額は約87億円に及ぶ。なお、通期業績に与える影響は精査中としている。
出所:MINKABU PRESS