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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):セブン工業、エスプール、DMS

セブン工業 <日足> 「株探」多機能チャートより
■セブン工業 <7896>  485円  +16 円 (+3.4%)  本日終値
 セブン工業<7896>が高い。同社は24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の単体決算に関し、売上高が計画を1億3600万円上回る76億5400万円(前年同期比1.6%減)、最終損益が2200万円の赤字計画から一転、4200万円の黒字(前年同期は7億8500万円の赤字)で着地したようだと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。販売価格の適正化と原価低減、生産性向上に取り組んだことが奏功した。木構造事業における施設建築物件の工事が順調に進捗した影響も出たという。

■エスプール <2471>  347円  +11 円 (+3.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 エスプール<2471>が続伸。SBI証券が24日、エスプールの目標株価を460円から510円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続している。人材アウトソーシング領域ではコロナ関連需要の反動減の影響を受けていたが、需要が緩やかながら回復に転じ、コールセンター向け派遣スタッフの退職超過も解消したと指摘。障がい者雇用支援領域の受注・販売も好調さを維持しているとの見方を示している。

■ディーエムエス <9782>  1,680円  +47 円 (+2.9%)  本日終値
 ディーエムエス<9782>が大幅高で5日続伸。24日の取引終了後、25年3月期の経常利益(非連結)が11億6600万円(前期比17.3%減)になりそうだと発表。従来予想の10億円から上方修正する形となり、これが好材料視されたようだ。4~9月期において、主力のダイレクトメール事業で既存顧客の取引窓口の拡大や新規受注を促進し、売上高が堅調に推移したことに加え、内製化を進めたことなどを反映した。併せて、今期の年間配当を従来計画の75円から86円(前期は79円)に増額修正。配当利回りが5%超に上昇したことも評価材料となった。同社は27年3月期までの3年間、配当性向60%を目標としている。

■SEHI <9478>  292円  +7 円 (+2.5%)  本日終値
 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>が堅調推移。24日の取引終了後、取得総数45万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.6%)、取得総額1億2000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことが、株価の支援材料となったようだ。取得期間は10月25日から11月29日まで。加えて、同社は25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.3%減の36億600万円、最終利益は同16.4%減の3億1900万円だった。出版事業ではオンライン広告市場の低迷やコストの上昇などを背景に減益となった。同社は10月24日に100万株の自己株消却を完了したことも発表した。

■24セブン <7074>  181円  +3 円 (+1.7%)  本日終値
 トゥエンティーフォーセブン<7074>は高い。24日取引終了後、24年11月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これが好感された。毎年11月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1万~5万円分のクーポンを贈呈する。クーポンは同社運営のジムや、同社も一員の、英会話教室や学習塾などを展開するNOVAグループの各業態店舗で利用できる。

■ビーマップ <4316>  418円  +5 円 (+1.2%)  本日終値
 ビーマップ<4316>が4日ぶりに反発。24日の取引終了後、映像制作やイベント企画・運営を手掛けるアクティ(福岡市)の株式を取得し、同社を持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これが好感されたようだ。両社は、視聴者が「番組を一緒に見てくれる人」をWEB上で選択して、WEB経由でその「番組を一緒に見てくれる人」が繰り広げる解説や応援コメントなどと共にテレビ番組を楽しめるサービス「いっしょ見」を立ち上げることに合意。アクティが同事業運営費用の一部に充当するために実施する第三者割当増資に応じるという。

■ドラフト <5070>  536円  +2 円 (+0.4%)  本日終値
 ドラフト<5070>が続伸。同社は25日午前10時半、24年12月期の期末一括配当予想を1円増額して7円(前期比1円増配)に修正すると発表した。あわせて、純利益に対する配当性向の目標を20%とするこれまでの配当政策を見直し、原則として減配しない累進配当の継続的な実施を基本的な方針とする新たな政策を公表した。これを手掛かり視した買いが入り、株価は一時5%近く上昇した。配当予想に関しては、業績と当面の資金需要の状況などを踏まえて増額することとした。

■シンシア <7782>  454円  +1 円 (+0.2%)  本日終値
 シンシア<7782>は高い。24日取引終了後に配当方針を変更すると発表。これまで30%をメドとしていた連結配当性向を40%に引き上げた。これに伴い、24年12月期の配当予想を12円から16円(前期14円)に増額修正した。減配だった従来予想から一転増配となる見通しとなり、これが好感された。

■サイバー・バズ <7069>  1,117円  -143 円 (-11.4%)  本日終値
 サイバー・バズ<7069>が急落。「FUNAI」ブランドのテレビを展開してきた船井電機(大阪府大東市)が24日、東京地裁より破産手続き開始の決定を受けたと報じられている。サイバーバズは5月、債権の取り立て遅延の発生と貸倒引当金繰入額の計上について公表したが、この際に非公表としていた当該取引先の取引当時の親会社について、船井電機を傘下に持つ船井電機・ホールディングス(HD)であると10月4日に開示している。同月3日には、サイバーバズが船井電機の大半の株式について、仮差押えを申請し、東京地裁がこれを認める決定を出したと報じられていた。船井電機の破産手続きの決定により、債権回収のメドが立たなくなったとの見方が広がり、売りが膨らんだようだ。

■アクセルマーク <3624>  124円  -6 円 (-4.6%)  本日終値
 アクセルマーク<3624>は安い。24日取引終了後、第三者割当による第29回新株予約権(行使価額修正条項付き)と第30回新株予約権を発行すると発表した。調達資金約11億9000万円(手取り概算額)はトレカ事業やヘルスケア事業の拡大に向けた費用、M&A・資本業務提携に関する費用に充てる。将来的な1株利益の希薄化を警戒した売りが出ている。

●ストップ高銘柄
 アール・エス・シー <4664>  950円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム <6836>  3,195円  +502 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 REVOLUTION <8894>  578円  +80 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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