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【通貨】外為サマリー:152円60銭近辺で推移、植田氏発言もドルの上値抑える

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=152円63銭前後と前日午後5時時点に比べ20銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=164円67銭前後と同40銭強のユーロ高・円安で推移している。

 前日のニューヨーク市場で、ドル円相場は一時153円18銭近辺まで上昇し、7月31日以来、約3カ月ぶりに153円台に乗せた。米10年債利回りが一時4.26%まで上昇し、日米金利差を意識するドル買い・円売りが膨らんだ。米大統領選で共和党候補のトランプ氏が勝利した場合のインフレ圧力の高まりも意識されている。ただ、153円近辺では、利益確定の動きが強まり、この日の東京市場に移ってからは152円60銭前後での一進一退となっている。植田和男日銀総裁が23日、「我々の金融正常化への取り組みはまだ始まったばかり」と述べたことで、追加利上げが意識されたこともドルの上値を抑える要因となった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0788ドル前後と同0.0007ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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