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【材料】ジェニュイン・パーツが決算受け大幅安 欧州の景気低迷と産業部門の不振が利益圧迫=米国株個別

(NY時間13:34)(日本時間02:34)
ジェニュイン・パーツ<GPC> 115.18(-27.94 -19.52%)

 自動車部品販売を手掛けるジェニュイン・パーツ<GPC>が大幅安。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が減収となったほか、1株利益が予想を大きく下回った。売上高は予想範囲内。ガイダンスも公表し、通期の1株利益と売上高の見通しを下方修正している。

 欧州の景気低迷と産業部門の不振を理由に挙げている。アナリストは、非常に弱い業績は大きな見込み違いがあったと述べている。「非常に弱い業績により、1株利益がコンセンサスを22%下回り、大幅な未達となった。これは販管費が予想を大幅に上回ったことと、産業部門における既存事業の成長悪化およびマイナス傾向によるものだ」と述べた。

(7-9月・第3四半期)
・既存店売上高:0.8%減
・1株利益(調整後):1.88ドル(予想:2.43ドル)
・売上高:59.7億ドル 2.5%増(予想:59.4億ドル)
・自動車部門の利益率:6.9%(予想:8.7%)
・産業用部品の利益率:11.9%(予想:12.8%)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.00~8.20ドル(従来:9.30~9.50ドル)(予想:9.35ドル)
・売上高:1~2%増(従来:1~3%増)
・FCF:8億ドル~10億ドル

【企業概要】
 北米・欧州・オーストラレーシアにおいて、世界のほぼすべての自動車モデルをカバーする自動車用交換部品の販売を行う。また、農機具・船舶機器等の交換部品、アフターマーケット向け消耗品、ベアリング・油圧空圧部品等の産業用交換部品・関連用品を販売し、組立・修理サービスを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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