【市況】ダウ先物は小動き 米大手銀の決算はポジティブな反応もヘルスケアは冴えない=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:56)(日本時間21:56)
ダウ先物 43331(-32.00 -0.07%)
S&P500 5910.75(+2.50 +0.04%)
ナスダック100先物 20628.75(+9.50 +0.05%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きで推移。取引開始前にバンカメ<BAC>やゴールドマン<GS>、シティグループ<C>といった大手銀のほか、ヘルスケア大手の決算が発表になっていた。大手銀はポジティブな反応を示しているものの、ヘルスケアは冴えない反応を見せている。
米株式市場は最高値を更新し続ける中で、更なる上値追いの材料を探しているようだ。決算について一部からは「投資家は減益予想に動じることなく、むしろポジティブなサプライズを期待しているようだ。事前予想自体が下方修正されていることもあり、今回の決算はかなり良いものになると見ている。コンセンサスは4%程度の増益予想で、かなりハードルは下がっている」との声も聞かれる。
「先週発表された決算第一弾では、米企業はFRBの利下げサイクル開始の初期段階の恩恵を受けていることが示された」との指摘も聞かれた。
イスラエルがイランの石油施設への攻撃はしないと伝わったことで、原油相場が下落しており、エネルギー株が時間外で軟調に推移。また、バイデン政権が一部の国への先進AIチップの販売上限を協議したと伝わったが、エヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>は時間外で下落している。
バンカメ<BAC>が決算を受け時間外で上昇。純受取利息(NII)は減収となったものの予想を上回ったほか、トレーディング部門も変動が激しかったことから、予想を上回る収入を獲得した。債券・為替・商品(FICC)、株式とも好調だった。また、投資銀行業務も予想を上回る業績を達成し、ディールメイキングの回復が定着しつつある兆しを見せている。
ゴールドマン<GS>が決算を受け時間外で上昇。株式トレーディング部門が予想外に好調だったほか、投資銀行も回復を見せ、45%の増益となった。株式は3年以上で最高の四半期を記録し、過去最高の年になる見通し。デリバティブおよび現物商品の仲介手数料収入が大幅に増加した。
医療保険最大手のユナイテッドヘルス<UNH>が決算を受け時間外で下落。通期の1株利益の予想レンジを若干下方修正した。第3四半期のメディカルケア・レシオが予想を上回ったことが要因。
ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が決算を受け時間外で下落。1株利益、売上高とも予想を上回った。骨髄腫治療薬「ダラザレックス」の販売が20%超急増した。ただ、株価は発表直後こそ時間外で上昇していたが、動きが一巡すると下げに転じている。
(NY時間09:06)(日本時間22:06)時間外
バンカメ<BAC> 43.11(+1.20 +2.86%)
ゴールドマン<GS> 536.55(+13.80 +2.64%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 555.00(-50.40 -8.33%)
ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 158.67(-2.93 -1.81%)
エクソンモービル<XOM> 121.05(-3.03 -2.44%)
シェブロン<CVX> 148.54(-3.24 -2.13%)
シュルンベルジェ<SLB> 43.38(-1.32 -2.95%)
オキシデンタル<OXY> 52.50(-1.41 -2.61%)
アップル<AAPL> 234.04(+2.74 +1.18%)
マイクロソフト<MSFT> 420.84(+1.70 +0.41%)
アマゾン<AMZN> 188.27(+0.73 +0.39%)
アルファベット<GOOG> 167.77(+1.42 +0.85%)
テスラ<TSLA> 219.59(+0.43 +0.20%)
メタ<META> 591.75(+1.33 +0.23%)
エヌビディア<NVDA> 137.15(-0.92 -0.67%)
AMD<AMD> 163.69(-1.58 -0.96%)
イーライリリー<LLY> 930.00(+0.49 +0.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 43331(-32.00 -0.07%)
S&P500 5910.75(+2.50 +0.04%)
ナスダック100先物 20628.75(+9.50 +0.05%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きで推移。取引開始前にバンカメ<BAC>やゴールドマン<GS>、シティグループ<C>といった大手銀のほか、ヘルスケア大手の決算が発表になっていた。大手銀はポジティブな反応を示しているものの、ヘルスケアは冴えない反応を見せている。
米株式市場は最高値を更新し続ける中で、更なる上値追いの材料を探しているようだ。決算について一部からは「投資家は減益予想に動じることなく、むしろポジティブなサプライズを期待しているようだ。事前予想自体が下方修正されていることもあり、今回の決算はかなり良いものになると見ている。コンセンサスは4%程度の増益予想で、かなりハードルは下がっている」との声も聞かれる。
「先週発表された決算第一弾では、米企業はFRBの利下げサイクル開始の初期段階の恩恵を受けていることが示された」との指摘も聞かれた。
イスラエルがイランの石油施設への攻撃はしないと伝わったことで、原油相場が下落しており、エネルギー株が時間外で軟調に推移。また、バイデン政権が一部の国への先進AIチップの販売上限を協議したと伝わったが、エヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>は時間外で下落している。
バンカメ<BAC>が決算を受け時間外で上昇。純受取利息(NII)は減収となったものの予想を上回ったほか、トレーディング部門も変動が激しかったことから、予想を上回る収入を獲得した。債券・為替・商品(FICC)、株式とも好調だった。また、投資銀行業務も予想を上回る業績を達成し、ディールメイキングの回復が定着しつつある兆しを見せている。
ゴールドマン<GS>が決算を受け時間外で上昇。株式トレーディング部門が予想外に好調だったほか、投資銀行も回復を見せ、45%の増益となった。株式は3年以上で最高の四半期を記録し、過去最高の年になる見通し。デリバティブおよび現物商品の仲介手数料収入が大幅に増加した。
医療保険最大手のユナイテッドヘルス<UNH>が決算を受け時間外で下落。通期の1株利益の予想レンジを若干下方修正した。第3四半期のメディカルケア・レシオが予想を上回ったことが要因。
ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が決算を受け時間外で下落。1株利益、売上高とも予想を上回った。骨髄腫治療薬「ダラザレックス」の販売が20%超急増した。ただ、株価は発表直後こそ時間外で上昇していたが、動きが一巡すると下げに転じている。
(NY時間09:06)(日本時間22:06)時間外
バンカメ<BAC> 43.11(+1.20 +2.86%)
ゴールドマン<GS> 536.55(+13.80 +2.64%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 555.00(-50.40 -8.33%)
ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 158.67(-2.93 -1.81%)
エクソンモービル<XOM> 121.05(-3.03 -2.44%)
シェブロン<CVX> 148.54(-3.24 -2.13%)
シュルンベルジェ<SLB> 43.38(-1.32 -2.95%)
オキシデンタル<OXY> 52.50(-1.41 -2.61%)
アップル<AAPL> 234.04(+2.74 +1.18%)
マイクロソフト<MSFT> 420.84(+1.70 +0.41%)
アマゾン<AMZN> 188.27(+0.73 +0.39%)
アルファベット<GOOG> 167.77(+1.42 +0.85%)
テスラ<TSLA> 219.59(+0.43 +0.20%)
メタ<META> 591.75(+1.33 +0.23%)
エヌビディア<NVDA> 137.15(-0.92 -0.67%)
AMD<AMD> 163.69(-1.58 -0.96%)
イーライリリー<LLY> 930.00(+0.49 +0.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース