【市況】株価指数先物【昼】 4万円処では押し目待ち狙いのロングが優勢
日経225先物は11時30分時点、前日比660円高の4万0270円(+1.66%)前後で推移。寄り付きは4万0140円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0095円)を上回り、買い先行で始まった。買い一巡後は4万0030円~4万0180円辺りで保ち合い、中盤にかけて3万9980円と4万円を下回る場面もみられた。ただし、ショートの動きは強まらず、同水準では押し目待ち狙いのロングが優勢となった。終盤にかけてはショートカバーから上へのバイアスが強まり、一時4万0290円まで上げ幅を広げる場面もみられた。
日経225先物は買い先行で始まり、中盤には一時4万円を下回ったが、その後は押し目待ち狙いのロングのほか、ショートカバーを交えての強い値動きとなった。東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型を牽引している。日経225先物はボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジ内での推移を継続するなか、+2σは4万0640円辺りで推移しており、先高期待が強まるなかでショートは仕掛けづらいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.70倍に上昇した。前週末の上昇に対する反動から小幅に低下して始まったが、その後は上げ幅を広げ、8月5日に付けた戻り高値の14.69倍を捉えてきた。いったんはリバランスが入りやすいところであるが、同水準を明確に上放れてくるようだと、3月4日の高値14.84倍を意識する形でNTロングに振れやすくなりそうだ。
株探ニュース