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【市況】アジア株 香港株急反発、上海株は急速に下げ縮める 政府が12日に財政政策に関する説明会開催へ

アジア株 香港株急反発、上海株は急速に下げ縮める 政府が12日に財政政策に関する説明会開催へ

東京時間14:27現在
香港ハンセン指数   21191.15(+264.36 +1.26%)
中国上海総合指数  3364.88(-124.90 -3.58%)
台湾加権指数     22756.70(+145.31 +0.64%)
韓国総合株価指数  2594.36(休場)
豪ASX200指数    8187.40(+10.45 +0.13%)
インドSENSEX30種  81965.31(+330.50 +0.40%)

アジア株は上海を除いて上昇。

中国財政省が現地時間12日10時から財政政策に関する説明会を開催すると発表した。これを受け香港株が急反発、上海株も急速に下げ幅を縮小している。

中国政府はきのう会見を開いたが新たな支援策の発表はなかった。9月下旬から相次いで支援策を発表したため、これ以上は必要ないと判断したようだ。ただ、当局の会見に失望し投資家心理が再び悪化してしまうことを恐れたのか、当局は12日に説明会を開催すると発表した。また、中国住宅都市農村開発省と国家金融監督管理局が9月末に会議を開いたと今日付けでウェブサイトで発表した。不動産市場の下落を止め早期安定化を図るため、強力かつ効果的な措置を講じるとの声明文を掲載した。

上海株は11営業日ぶりに反落。連休中の旅行支出が市場の期待に届かなかったことや、米モルガンスタンレーが中国株は現在の水準から上昇する余地はないと指摘したことをきっかけに利益確定売りが強まり前場は5%超下落した。ただ、新たな支援策期待から後場は下げ幅を縮小して始まっている。

国慶節連休中の1人あたりの旅行支出が2019年比で約2%減少と、コロナ禍前の水準を回復できなかった。旅行に出かけた人はコロナ前よりも増えたものの、長引く不動産不況や若者の高い失業率などで消費者心理は低迷、節約志向は強いままだ。

出所:MINKABU PRESS

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