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【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:堅調ながらも上値の重い展開を想定

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

本日の東証グロース市場250指数先物は堅調ながらも上値の重い展開を見込む。先週末の米国市場のダウ平均は341.16ドル高の42,352.75ドル、ナスダックは219.38pt高の18,137.85ptで取引を終了した。東海岸の港湾労組スト終了や9月雇用統計の強い結果を好感。景気見通しの大幅改善で終日堅調に推移した。AI(人工知能)関連の需要増期待にエヌビディア(NVDA)などの上昇がナスダックの上昇をけん引。終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し、ダウは過去最高値を更新した。上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は堅調ながらも上値の重い展開となりそうだ。石破首相が日銀の追加利上げに否定的な姿勢を見せたことで、円安・株高の動きになっており、投資家心理は安定している。一方で、グロース市場の主力株やバイオ株に勢いがなく、指数はこう着気味で推移しており、上値では戻り売りが警戒される。為替や金利など外部環境の影響を受けやすく、方向感の定まらない場面も多くなりそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比13pt高の645ptで終えている。上値のメドは655pt、下値のメドは635ptとする。

《TY》

 提供:フィスコ

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