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【市況】アジア株 香港株7日ぶり反落、米雇用統計を前にいったん利食い売り 株高冷静になる必要との指摘も

アジア株 香港株7日ぶり反落、米雇用統計を前にいったん利食い売り 株高冷静になる必要との指摘も

東京時間11:17現在
香港ハンセン指数   21698.28(-745.45 -3.32%)
中国上海総合指数  3336.50(休場)
台湾加権指数     22390.39(休場)
韓国総合株価指数  2561.69(休場)
豪ASX200指数    8200.50(+2.31 +0.03%)

アジア株式市場の大半は休場。韓国市場は開天節、中国は国慶節で休場。台湾市場はきょうも超大型台風「クラトーン」接近のため終日取引停止。

香港株は7営業日ぶりに反落、あすの米雇用統計を前にいったん利益確定売りが広がっている。香港株はきのう6%超上昇し、約1年8カ月ぶり高値をつけた。米JPモルガンが中国不動産株の上昇を追いかけるべきではないと警告したことも売りを加速させている。JPモルガンは、最近の住宅規制緩和は期待しているほど強力ではなく10月中旬から下旬にかけて「パーティーは終わる」と、ほとんどの投資家が予想していると指摘。野村も投資家は冷静になる必要があると指摘している。

JPモルガンの警告を受け、龍湖集団や新世界発展、中国海外発展、華潤置地など不動産株が急反落。ハイテクやカジノ、自動車、医療品、消費者サービス関連も総じて下落している。

相次ぐ景気刺激策を受け、この1週間はヘッジファンドや投資家が中国市場に殺到。投資家らは「長く厳しい冬」がようやく終わることを期待している。一連の不動産支援策を受け上海や北京では不動産の内覧が増えているもよう。また、国慶節連休初日の10月1日の鉄道利用者数が延べ2140万人と、1日として過去最高を更新。株取引も活発。先週の香港証券会社の口座開設は大幅に増加、スタッフは予定していた休暇を取り消し顧客の対応に追われているようだ。

出所:MINKABU PRESS

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