【材料】<動意株・1日>(大引け)=ウィルスマ、メニコン、ネットプロなど(その1)
ウィルスマ <日足> 「株探」多機能チャートより
メニコン<7780>=反発。この日午前中に、シンガポールに本社を置くコンタクトレンズメーカーのオキュラス社から、東南アジアの販売会社3社の株式を100%取得し、完全子会社化したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。今回取得したのはシンガポール、マレーシア、インドネシアの3カ国における販売会社。同社はこれまで、東南アジア市場に向けては輸出または代理店での販売を展開してきたが、若年層人口や所得の増加などによりコンタクトレンズ市場の伸長が見込まれることからこれらの地域に販売拠点が必要と判断し、今回の子会社化に至ったという。また、1日使い捨てコンタクトレンズの製造拠点として、シンガポール工場やメニコンの中で最大規模となるマレーシア工場を展開していることから、東南アジアにおける販売と製造の両輪が確立されることになる。なお、同件による25年3月期業績への影響は軽微としている。
ネットプロテクションズホールディングス<7383>=年初来高値にらむ。この日の午前中、同社の後払い決済サービス「atone(アトネ)」が、サミット(東京都杉並区)の運営する「サミットネットスーパー」に採用されたと発表しており、好材料視されている。「サミットネットスーパー」では従来、支払い方法にクレジットカードが利用されていたが、利用客から他決済サービスの追加の要望を受け、クレジットカードを持っていない人や利用を避ける人でも安心して利用できる決済方法が検討されていたという。「atone」は商品が届いた後に現金で支払うことができるため、わかりやすい支払い体験を提供することができるほか、事業者にとってはクレジットカードと同様に配達時の現金授受が必要なく、配達効率を下げることなく幅広い利用者にサービスを提供することができるようになることから、今回の採用に至ったという。