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【市況】パウエル講演を受け、次第にドル高・株安の反応が強まる

NY株式30日(NY時間14:25)(日本時間03:25)
ダウ平均   41957.59(-355.41 -0.84%)
ナスダック   18009.75(-109.84 -0.61%)
CME日経平均先物 38155(大証終比:+205 +0.54%)

USD/JPY 143.77 EUR/USD 1.1123 GBP/USD 1.3363

 日本時間の午前3時前からパウエルFRB議長の講演内容が伝わっており、ドル高・株安の反応が見られている。発言が伝わった直後の反応は限定的だったが、議長は「FRBは利下げを急ぐ状況にはないと感じている」と述べていた。政策は時間をかけて中立スタンスへ移行したい意向も示した。

 市場は年内計0.75%の利下げの可能性を織り込んでいる。年内のFOMCはあと11月と12月の2回だが、どちらかで0.50%ポイントの大幅利下げが実施される計算。ただ、本日の議長の発言はその期待を追認する内容ではないようだ。

*パウエル議長
・2%のインフレ達成には労働市場のさらなる軟化は必要ない。
・インフレと雇用の目標はおおむね均衡。
・経済情勢がさらなるディスインフレのテーブルを設定
・政策は時間をかけて中立スタンスへ移行。
・既定路線はなく、決定は会合ごとに下される。
・労働市場は過去1年で落ち着き、依然堅調。
・経済は堅調だが、この状態を維持するために手段を講じる。
・FRBは利下げを急ぐ状況にはないと感じている。
・利下げのスピードはデータ次第。
・FRBはGDP下方修正のリスクを監視していた。
・GDPの年間修正値は非常に興味深いものだった。
・家計所得の修正値は消費者への下方リスクを排除。
・貯蓄率は消費者が支出を継続できることを示唆。
・労働市場と消費支出のデータに相違がある。
・景気後退がより可能性が高いことを示唆するものは何もない。
・失業率予想の上昇は雇用の伸び鈍化を反映。
・2%のインフレ達成には労働市場のさらなる軟化は必要ない。
・インフレと雇用の目標はおおむね均衡。
・経済情勢がさらなるディスインフレのテーブルを設定
・政策は時間をかけて中立スタンスへ移行。
・既定路線はなく、決定は会合ごとに下される。
・労働市場は過去1年で落ち着き、依然堅調。
・経済は堅調だが、この状態を維持するために手段を講じる。
・FRBは利下げを急ぐ状況にはないと感じている。
・利下げのスピードはデータ次第。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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