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【市況】ダウ平均は反落 本日は上げ一服 期待裏付ける次のデータ待ち=米国株概況

NY株式25日(NY時間16:23)(日本時間05:23)
ダウ平均   41914.75(-293.47 -0.70%)
S&P500    5722.26(-10.67 -0.19%)
ナスダック   18082.21(+7.69 +0.04%)
CME日経平均先物 38240(大証終比:+580 +1.53%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。最高値更新が続いていただけに本日は上げが一服した。先週のFOMC後から米株式市場は堅調な展開を継続し、ダウ平均、S&P500は最高値を更新している。S&P500は今年に入って41回も最高値を更新。例年9月は最悪の月と言われているが、いまのところ今年の9月は上げで終わりそうな雰囲気となっている。

 FRBは先週大幅利下げを実施したが、その積極的な行動が米経済にソフトランディングをもたらし、企業収益を支えると市場は期待している。ただ、投資家はそれを確信するためにその期待を裏付ける次のデータを待っている。そのため市場心理は依然不安定な状態にあるとの声も一部からは聞かれる。来月は7-9月期の決算シーズンに焦点が移る。米大手銀の指数によると、ここ数週間で利益見通しの下方修正が増加しているという。

 GM<GM>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。さらに同アナリストは米自動車業界の見通しも従来の「魅力的」から「中立」に引き下げた。フォード<F>も投資判断が引き下げられており、連れ安となっている。

 住宅建設のKBホーム<KBH>が決算受け下落。前日引け後に6-8月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、新規受注件数が3085件と予想を下回ったことが嫌気されている。住宅部門粗利益率も予想を下回った。

 ビジネスアプリを手掛けるプログレス・ソフトウェア<PRGS>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、通期の見通しを上方修正した。

 アパレルのスタイリング・プラットフォームを手掛けるスティッチ・フィックス<SFIX>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第4四半期)を発表し、通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。

 HPエンタープライズ<HPE>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の20ドルから24ドルに引き上げた。

 3Dプリンターのマークフォージド<MKFG>が急騰。イスラエルの同業ナノ・ディメンション<NNDM>が1株5ドルで買収することで合意した。前日終値よりも83%高い水準。

KBホーム<KBH> 82.75(-4.68 -5.35%)
スティッチ・フィックス<SFIX> 2.27(-1.48 -39.47%)
プログレス<PRGS> 63.92(+6.77 +11.85%)
GM<GM> 45.73(-2.34 -4.87%)
フォード<F> 10.42(-0.45 -4.14%)
HPエンタープライズ<HPE> 19.85(+0.97 +5.14%)
マークフォージド<MKFG> 4.75(+2.02 +73.99%)
ナノ・ディメンション<NNDM> 2.46(+0.25 +11.31%)

アップル<AAPL> 226.37(-1.00 -0.44%)
マイクロソフト<MSFT> 432.11(+2.94 +0.69%)
アマゾン<AMZN> 192.53(-1.43 -0.74%)
アルファベットC<GOOG> 162.99(-0.65 -0.40%)
テスラ<TSLA> 257.02(+2.75 +1.08%)
メタ<META> 568.31(+4.98 +0.88%)
AMD<AMD> 162.02(+3.70 +2.34%)
エヌビディア<NVDA> 123.51(+2.64 +2.18%)
イーライリリー<LLY> 924.56(+0.13 +0.01%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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