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【市況】ダウ先物は小幅安 投資家は期待を裏付けるデータ待ち=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 42581(-16.00 -0.04%)
S&P500 5790.25(-1.75 -0.03%)
ナスダック100先物 20148.50(-19.25 -0.10%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小幅安で推移している。先週のFOMC後から米株式市場は堅調な展開を継続し、ダウ平均、S&P500は最高値を更新している。S&P500は今年に入って41回も最高値を更新。例年9月は最悪の月と言われているが、いまのところ今年の9月は上げで終わりそうな雰囲気となっている。

 FRBは先週大幅利下げを実施したが、その積極的な行動が米経済にソフトランディングをもたらし、企業収益を支えると市場は期待している。ただ、投資家はそれを確信するために、ソフトランディング期待を裏付ける次のデータを待っている。そのために市場心理は依然として不安定な状態にあるとの声も聞かれる。来月は7-9月期の決算シーズンに焦点が移る。米大手銀の指数によるとここ数週間で利益見通しの下方修正が増加しているという。

 GM<GM>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。さらに同アナリストは米自動車業界の見通しを従来の「魅力的」から「中立」に引き下げている。

 住宅建設のKBホーム<KBH>が時間外で下落。前日引け後に6-8月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、新規受注件数が3085件と予想を下回ったことが嫌気されている。住宅部門粗利益率も予想を下回った。

 アパレルのスタイリング・プラットフォームを手掛けるスティッチ・フィックス<SFIX>が時間外で大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第4四半期)を発表し、通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。

 ビジネスアプリを手掛けるプログレス・ソフトウェア<PRGS>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、通期の見通しを上方修正した。

(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
GM<GM> 46.10(-1.97 -4.10%)
KBホーム<KBH> 82.43(-5.00 -5.72%)
スティッチ・フィックス<SFIX> 2.71(-1.04 -27.73%)
プログレス・ソフトウェア<PRGS> 60.03(+2.88 +5.04%)

アップル<AAPL> 225.11(-2.26 -0.99%)
マイクロソフト<MSFT> 429.92(+0.75 +0.17%)
アマゾン<AMZN> 193.95(-0.01 -0.01%)
アルファベット<GOOG> 163.52(-0.12 -0.07%)
テスラ<TSLA> 252.69(-1.58 -0.62%)
メタ<META> 563.51(+0.18 +0.03%)
エヌビディア<NVDA> 121.95(+1.08 +0.89%)
AMD<AMD> 158.35(+0.03 +0.02%)
イーライリリー<LLY> 929.80(+5.37 +0.58%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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