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【注目】リントナー独財務相、ウニクレディトの手法にコメルツ銀投資家は動揺

 ドイツのリントナー財務相は、コメルツ銀の株式を当面は追加放出しないとのドイツ政府の決定について、イタリアのウニクレディトによるコメルツ銀に対する突然の動きが投資家を動揺させたためだと説明した。ブルームバーグが伝えた。

 同財務相はベルリンにある財務省でのイベントで「ウニクレディトのアプローチの手法はドイツ国内の多くの株主を動揺させた。ドイツ政府がこれ以上の株式売却を行わないと決めたのはそれが理由だ」と述べた。

 ウニクレディトはコメルツ銀の持ち株比率を実質21%に引き上げるデリバティブ取引を結んだと発表。ウニクレディトのそうした手法に対し「疑念が生じている」と財務相は付け加えた。ドイツ政府はコメルツ銀買収への反対を表明している。

 一方、同財務相は、政府が保有する残り12%のコメルツ銀株を長期的には売却する方針であることは明確にした。


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