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【通貨】明日の為替相場見通し=日銀総裁の会見控え上値の重い展開か

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、20日夕に予定される植田和男日銀総裁の記者会見を見極めたいとして上値の重い展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=141円50銭~143円30銭。

 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、「適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりできる」などと述べたことから今後の利下げが緩やかになるとの見方が広がっている。米金利の先安観が後退していることでドルが買われやすくなっているが、20日まで開かれる日銀金融政策決定会合に関心が向かうなか積極的には動きにくいだろう。日銀は政策金利を据え置く公算が大きいが、植田総裁が政策正常化の方針を改めて強調すれば円が買われる可能性がある。

 なお、日本時間今晩に海外で発表される主な経済指標は、前週分の米新規失業保険申請件数、9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、4~6月期の米経常収支、8月の米中古住宅販売件数、8月の米景気先行指標総合指数などがある。

出所:MINKABU PRESS

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