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【市況】NY株式:NYダウは103ドル安、FOMC予想通り利下げ開始

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は下落。ダウ平均は103.08ドル安の41,503.10ドル、ナスダックは54.76ポイント安の17,573.30で取引を終了した。

連邦公開市場委員会(FOMC)結果を睨み寄り付き後、まちまち。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで4年ぶり、0.5%利下げを決定すると、一時大幅上昇した。イベント通過で利益確定売りに加え、パウエル議長が会合後の会見で、特に今後の利下げを急ぐ必要はないと指摘すると、終盤にかけ金利上昇に伴い株式相場も下落に転じ、終了。セクター別では、テクノロジー、ハード・機器が上昇した一方で、不動産管理・開発が下落した。

コンタクトレンズなどを扱う医薬品会社のボシュ・ヘルス(BHC)はブラックストーンなど投資会社数社が同社買収を検討していると英フィナンシャルタイムズ紙が報じ、上昇。オンライン決済のペイパル(PYPL)はオンライン小売アマゾン(ANZN)と決済で提携を発表し、上昇した。鉄鋼会社のユナイテッド・ステーツ・スチール(X)は対米外交投資委員会(CFIUS)が日本製鉄に対し、同社買収計画を再申請する許可を与えたとの報道を受けて、上昇。

ノースフェースなどのブランドを運営するアパレル会社のVF(VFC)はアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。航空機メーカーのボーイング(BA)は労組のストを受けた資金難への対処として幹部の一時帰休を発表し、下落。

FRBのパウエル議長は会合後の会見で、バランスシート縮小停止は考えていないことを明らかにした。


(Horiko Capital Management LLC)
《ST》

 提供:フィスコ

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