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【注目】中国の与信拡大が8月に鈍化 消費者と企業の信頼感低迷

 中国の信用拡大は先月、前年比でやや鈍化した。ブルームバーグが伝えた。景気の見通しが暗く、消費者および企業の信頼感の低迷を反映しているという。

 中国人民銀行がこの日発表したデータに基づき算出したところ、経済全体のファイナンス活動を示す社会融資規模は8月に3兆300億元に増えたという。予想の3兆元増は上回ったが、前年同月の3兆1300億元増には届かなかった。

 8月の新規融資は9068億5000万元で予想の1兆500億元を下回った。8月のマネーサプライ統計でM2は前年比6.3%増。予想の6.2%増は上回った。

 これらは中国経済が今年の成長目標(5%前後)の達成が困難であるという懸念を強める可能性があるとも報じている。デフレ圧力が定着しつつある一方で、住宅市場の低迷に緩和の兆しが見られず、投資や消費の融資需要が抑制されている。

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