【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、インフレ指標にらみ
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時20分現在)
S&P500先物 5,442.50(+23.00)
ナスダック100先物 18,568.00(+109.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は120ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
6日の主要3指数は下落。序盤から売りが先行しナスダックは反落、S&Pは4日続落、ダウは410ドル安の40345ドルで引けた。雇用統計は失業率と平均時給が改善した半面、非農業部門雇用者数の減少で雇用情勢は悪化したと市場は受け止めた。景気減速懸念で景気敏感や消費、金融などに売りが強まった。また、エヌビディア株は決算発表後の売りはいったん収束したものの、この日は再び弱含み、ハイテク売りも相場を圧迫した。
本日は底堅い値動きか。前週末の雇用統計を消化する展開となり、根強い減速懸念による売りが出やすい。半面、連邦準備制度理事会(FRB)は来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げに踏み切るとの期待も高まり、売りづらい面もある。今週注目される消費者物価指数(CPI)は鈍化の傾向を強めるとみられ、緩和的な政策方針を後押しする材料に。今晩は材料難で動きづらいが、ハイテク売りは一服し指数を支えそうだ。
《TY》
提供:フィスコ