【通貨】NY為替:ドル反落、米JOLT求人件数減少で大幅利下げ観測強まる
米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円20銭から143円71銭まで下落し、143円76銭で引けた。米7月JOLT求人件数は6月から予想以上に減少し21年1月来で最低となったため労働市場の減速懸念に利下げ観測が一段と強まり、長期金利低下に伴いドル売りに拍車がかかった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも緩やかな景気減速の兆候が示され、さらなるドル売り圧力となった。
ユーロ・ドルは1.1040ドルから1.1095ドルまで上昇し、1.1083ドルで引けた。ユーロ・円は、160円47銭から159円26銭まで下落。日欧金利差縮小観測にユーロ売り、円買いが強まった。ポンド・ドルは1.3106ドルから1.3175ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8519フランまで上昇後、0.8463フランまで下落。
《MK》
提供:フィスコ