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【通貨】今日の為替市場ポイント:米国株安を意識してドルは伸び悩む可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

28日のドル・円は、東京市場では143円69銭から144円61銭まで反発。欧米市場では144円06銭から145円04銭まで上昇し、144円58銭で取引終了。本日29日のドル・円は主に144円台で推移か。米国株安を意識してドルは伸び悩む可能性がある。

報道によると、米半導体大手エヌビディアは8月28日、今年8-10月の売上高が325億ドル(プラスマイナス2%)になるとの予想を公表した。売上高の予想は市場予想とおおむね一致したようだが、より強い数字を期待していた投資家は少なくなかったことから、同社の株価は時間外取引で下落。5-7月期決算では売上高と調整後利益は市場予想を上回ったもようだが、投資家の反応は芳しくなかった。エヌビディアの業績見通しは米国株式全般に重大な影響を及ぼすわけではないが、米国株式市場は年内複数回の利下げを完全に織り込んでいるため、新たな買い材料が提供されない場合、目先的にS&P500種とナスダック総合指数はさえない動きとなりそうだ。為替については株安を警戒してリスク選好的な円売りはやや抑制される可能性がある。

《NH》

 提供:フィスコ

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