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【通貨】外為サマリー:ドルの押し目買いで一時144円20銭台に戻す

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円11銭前後と前日の午後5時時点に比べて90銭弱のドル安・円高となっている。

 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円96銭前後と前日に比べて60銭弱のドル安・円高で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げが確実視されるなか、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いで一時143円92銭まで軟化した。

 ただ、この日の東京市場のドル円相場は下げ渋る展開となっている。早朝のオセアニア市場では143円69銭まで下押す場面があったものの、その後は値ごろ感からドルの押し目買いが流入。143円台後半では輸入企業によるドル調達需要が根強いようで、午前9時50分ごろには144円24銭まで値を戻した。とはいえ、きょうは日銀の氷見野良三副総裁が山梨県の金融経済懇談会に出席する予定で、発言内容を見極めたいとして上値を買い上がる動きには乏しい。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1179ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=161円12銭前後と同70銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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