【市況】ダウ平均は横ばい 一時最高値更新も伸び悩む IT・ハイテク株に売り=米国株序盤
NY株式26日(NY時間11:58)(日本時間00:58)
ダウ平均 41194.24(+19.16 +0.05%)
ナスダック 17694.57(-183.22 -1.04%)
CME日経平均先物 38085(大証終比:+45 +0.12%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばいの一方、IT・ハイテク株への戻り売りが強まっており、ナスダックは下落している。ダウ平均は一時取引時間中の最高値を更新したものの、その後は伸び悩む展開となっている。
先週までのFRBの利下げを期待した動きも本日は一服しているようだ。先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を受けて、市場は利下げ開始を改めて確信している。議長は「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ次第」と語った。想定通りの内容ではあったものの、米株式市場はポジティブな反応を示していた。
利下げペースについてのヒントはなかったが、一部からは「9月、11月、12月に0.25%ポイントずつの利下げが行われるだろう。なぜなら、FRBは市場に対して、自分たちが遅れを取っていないことを知らしめたいと同時に、急激な利下げには踏み切らないという姿勢をアピールしたいと考えているからだ」とのコメントも聞かれる。短期金融市場では年内1%ポイントの利下げを織り込む動きも見られている。
米株式市場は8月初旬の急落を取り戻し、最高値をうかがう動きが出ている。今週はエヌビディア<NVDA>の決算が予定されているが、その反応次第では最高値を突破して行くとの指摘も出ているようだ。
「ウォール街はいまも利下げに安堵の息をついている。水曜日に予定されているエヌビディアの決算と、今週のPCEデフレータのデータを待ち望んでいる」との声も出ており、本日は上げを一服させているものの、パウエル議長の講演を経て、強気なムードが広がっている。
太陽光発電のインバーターシステムを手掛けるソーラーエッジ<SEDG>が下落。取引開始前にランドCEOの退任が発表され、発表直後は上昇していたものの、通常取引に入って売りが強まる展開。
がん治療検査を手掛けるガーダント・ヘルス<GH>が下落。先週末引け後に増資計画を当局に申請した。
elfビューティー<ELF>が下落。同社株は7月中旬以降、軟調な値動きが続いているが、これについてアナリストが、同社のクレジットカードデータが僅かに減速したことが低迷の原因だと指摘。7-9月期(第2四半期)の売上高は、経営陣が示唆していた20%増に対して、現時点では18.9%増で推移しているという。
エネルギー関連株が上昇。リビア東部政府がすべての石油生産と輸出を停止すると発表した。中銀総裁人事を巡る西部政府との対立が要因。また、引き続き中東情勢の緊迫化も原油相場を圧迫している。
エクソンモービル<XOM> 117.49(+1.17 +1.01%)
シェブロン<CVX> 147.88(+0.26 +0.18%)
シュルンベルジェ<SLB> 45.41(+0.29 +0.63%)
オキシデンタル<OXY> 57.36(+0.12 +0.20%)
マラソン・オイル<MRO> 28.58(+0.49 +1.73%)
ハリバートン<HAL> 31.77(+0.01 +0.02%)
ガーダント・ヘルス<GH> 26.27(-2.75 -9.48%)
ソーラーエッジ<SEDG> 26.10(-2.67 -9.28%)
elfビューティー<ELF> 156.12(-14.83 -8.68%)
アップル<AAPL> 224.81(-2.03 -0.89%)
マイクロソフト<MSFT> 413.28(-3.51 -0.84%)
アマゾン<AMZN> 175.61(-1.43 -0.81%)
アルファベットC<GOOG> 167.40(-0.03 -0.02%)
テスラ<TSLA> 212.18(-8.14 -3.70%)
メタ<META> 519.70(-8.30 -1.57%)
AMD<AMD> 150.01(-4.97 -3.21%)
エヌビディア<NVDA> 126.22(-3.15 -2.43%)
イーライリリー<LLY> 948.72(-4.02 -0.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 41194.24(+19.16 +0.05%)
ナスダック 17694.57(-183.22 -1.04%)
CME日経平均先物 38085(大証終比:+45 +0.12%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばいの一方、IT・ハイテク株への戻り売りが強まっており、ナスダックは下落している。ダウ平均は一時取引時間中の最高値を更新したものの、その後は伸び悩む展開となっている。
先週までのFRBの利下げを期待した動きも本日は一服しているようだ。先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を受けて、市場は利下げ開始を改めて確信している。議長は「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ次第」と語った。想定通りの内容ではあったものの、米株式市場はポジティブな反応を示していた。
利下げペースについてのヒントはなかったが、一部からは「9月、11月、12月に0.25%ポイントずつの利下げが行われるだろう。なぜなら、FRBは市場に対して、自分たちが遅れを取っていないことを知らしめたいと同時に、急激な利下げには踏み切らないという姿勢をアピールしたいと考えているからだ」とのコメントも聞かれる。短期金融市場では年内1%ポイントの利下げを織り込む動きも見られている。
米株式市場は8月初旬の急落を取り戻し、最高値をうかがう動きが出ている。今週はエヌビディア<NVDA>の決算が予定されているが、その反応次第では最高値を突破して行くとの指摘も出ているようだ。
「ウォール街はいまも利下げに安堵の息をついている。水曜日に予定されているエヌビディアの決算と、今週のPCEデフレータのデータを待ち望んでいる」との声も出ており、本日は上げを一服させているものの、パウエル議長の講演を経て、強気なムードが広がっている。
太陽光発電のインバーターシステムを手掛けるソーラーエッジ<SEDG>が下落。取引開始前にランドCEOの退任が発表され、発表直後は上昇していたものの、通常取引に入って売りが強まる展開。
がん治療検査を手掛けるガーダント・ヘルス<GH>が下落。先週末引け後に増資計画を当局に申請した。
elfビューティー<ELF>が下落。同社株は7月中旬以降、軟調な値動きが続いているが、これについてアナリストが、同社のクレジットカードデータが僅かに減速したことが低迷の原因だと指摘。7-9月期(第2四半期)の売上高は、経営陣が示唆していた20%増に対して、現時点では18.9%増で推移しているという。
エネルギー関連株が上昇。リビア東部政府がすべての石油生産と輸出を停止すると発表した。中銀総裁人事を巡る西部政府との対立が要因。また、引き続き中東情勢の緊迫化も原油相場を圧迫している。
エクソンモービル<XOM> 117.49(+1.17 +1.01%)
シェブロン<CVX> 147.88(+0.26 +0.18%)
シュルンベルジェ<SLB> 45.41(+0.29 +0.63%)
オキシデンタル<OXY> 57.36(+0.12 +0.20%)
マラソン・オイル<MRO> 28.58(+0.49 +1.73%)
ハリバートン<HAL> 31.77(+0.01 +0.02%)
ガーダント・ヘルス<GH> 26.27(-2.75 -9.48%)
ソーラーエッジ<SEDG> 26.10(-2.67 -9.28%)
elfビューティー<ELF> 156.12(-14.83 -8.68%)
アップル<AAPL> 224.81(-2.03 -0.89%)
マイクロソフト<MSFT> 413.28(-3.51 -0.84%)
アマゾン<AMZN> 175.61(-1.43 -0.81%)
アルファベットC<GOOG> 167.40(-0.03 -0.02%)
テスラ<TSLA> 212.18(-8.14 -3.70%)
メタ<META> 519.70(-8.30 -1.57%)
AMD<AMD> 150.01(-4.97 -3.21%)
エヌビディア<NVDA> 126.22(-3.15 -2.43%)
イーライリリー<LLY> 948.72(-4.02 -0.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース