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【市況】ダウ先物は堅調に推移 パウエル講演待ちの雰囲気で変わらず=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:56)(日本時間21:56)
ダウ先物 41044(+38.00 +0.09%)
S&P500 5653.50(+12.00 +0.21%)
ナスダック100先物 19976.00(+66.50 +0.33%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも堅調に推移している。金曜日のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演待ちの雰囲気に変化はない。前日は米雇用者数の年次改定やFOMC議事録を受けて、市場はFRBの9月利下げ開始を確信している。短期金融市場でも利下げ自体は100%の確率で織り込んでいる状況。

 前日のFOMC議事録では、圧倒的多数が9月利下げが適切になりそうだと認識していたことが明らかとなった。一部からは7月利下げの論拠も示されたという。どちらも市場の9月利下げ観測を追認する内容ではあったが、米株式市場での反応は限定的だった。

 市場の関心はその後の利下げペースに移っているようだ。市場では9月以降毎回のFOMCでの利下げを織り込んでいる。半分程度の確率でどこかのFOMCでの大幅利下げも織り込んでいる状況。

 ただ、パウエル議長は利下げ開始の可能性には言及するものの、その後については慎重姿勢を強調するとも見られているようだ。少なくとも年内3回の利下げをコミットすることは無さそうだ。

 クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が決算を受け時間外で下落。決算は良好だったものの、投資家はAIソフトウエアの市場での勢いに不満だったようだ。

 ズーム・ビデオ<ZM>が決算を受け時間外で上昇。通期の見通しを上方修正している。第3四半期についても予想を上回る見通しを示した。

 アパレル販売のアーバン・アウトフィッターズ<URBN>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、小売部門の既存店売上高が予想を下回った。

 米金融機関のチャールズ・シュワブ<SCHW>が時間外で下落。カナダのトロント・ドミニオン銀(TD)が保有しているチャールズ・シュワブ株を一部売却した。

(NY時間09:06)(日本時間22:06)時間外
アーバン・アウトフィッターズ<URBN> 35.37(-6.11 -14.73%)
チャールズ・シュワブ<SCHW> 62.88(-1.69 -2.62%)
ズーム・ビデオ<ZM> 61.47(+1.24 +2.06%)
スノーフレーク<SNOW> 121.00(-14.06 -10.41%)

アップル<AAPL> 227.60(+1.20 +0.53%)
マイクロソフト<MSFT> 423.50(-0.64 -0.15%)
アマゾン<AMZN> 180.87(+0.76 +0.42%)
アルファベット<GOOG> 168.45(+0.82 +0.49%)
テスラ<TSLA> 224.36(+1.09 +0.49%)
メタ<META> 538.19(+3.03 +0.57%)
エヌビディア<NVDA> 129.99(+1.49 +1.16%)
AMD<AMD> 158.80(+0.99 +0.63%)
イーライリリー<LLY> 955.01(+3.04 +0.32%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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