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【通貨】今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドルは上げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

16日のドル・円は、東京市場では149円35銭から148円74銭まで下落。欧米市場では149円05銭まで買われた後、147円57銭まで反落し、147円61銭で取引終了。本日19日のドル・円は主に147円台で推移か。米長期金利の低下を意識してドルは上げ渋る可能性がある。

先週発表された米国のインフレ関連指標はインフレ緩和を示唆する内容だったが、7月の小売売上高は市場予想を上回り、新規失業保険申請件数は減少していることから、7月雇用統計の悪化を受けた米国経済の減速懸念は後退した。現時点で9月以降の米大幅利下げ観測は後退しており、金融市場の混乱は収束しつつあることから、リスク選好的な為替取引は増える可能性がある。8月21日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、参加メンバーの大半が早期利下げを支持していることが確認された場合、リスク選好的なドル買い・円売りはやや縮小する可能性があるが、政策金利の先安観を背景に米国株式は底堅い動きを維持するとみられる。

《CS》

 提供:フィスコ

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