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【通貨】今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してドルは下げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

14日のドル・円は、東京市場では146円08銭まで下げた後、147円42銭まで上昇。欧米市場では146円58銭まで売られた後、147円58銭まで反発し、147円35銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に147円台で推移か。米国株高を意識してドルは下げ渋る可能性がある。

米労働省が8月14日発表した7月消費者物価指数(CPI)は、前月比+0.2%、前年比+2.9%となった。同月のコアCPIは前月比+0.2%、前年比+3.2%だった。7月のコアCPIは前年比3%超の水準が続いているが、上昇率はゆるやかに鈍化している。この結果を受けて9月0.25ptの利下げ観測が広がった。市場参加者の間からは「年内の米利下げは9月を含めて3回行われる可能性が高い」との声が聞かれている。米国株式はしっかりとなっており、9月0.5ptの利下げ観測は大幅に後退したが、中東情勢の悪化など金融市場における不確実性を高める要因は残されており、米政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。

《CS》

 提供:フィスコ

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