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【市況】米株式市場は長い間、警告を無視し続けて来た=米国株

NY株式2日(NY時間14:59)(日本時間03:59)
ダウ平均   39583.15(-764.82 -1.90%)
ナスダック   16721.95(-472.19 -2.75%)
CME日経平均先物 34840(大証終比:-1080 -3.11%)

 きょうの米株式市場は前日に引き続き、売りが強まっており、ダウ平均は一時989ドル安まで急落する場面が見られた。本日発表の米雇用統計が労働市場の冷え込みを示したことから、市場は前日のISM製造業景気指数と同様に景気の先行き警戒感を強めている。ナスダック100は調整入りとなり、S&P500は今年最大の下げ幅を記録している。

 本日の7月の米雇用統計は季節的な要因で誇張されている面もあり、景気後退の証拠とまでは言い難い。ハリケーンの影響もあったとの指摘も出ている。

 しかし、7月の景気減速が一時的なものであったとしても、米経済に表れている様々な弱さの兆候を無視することは難しく、米株式市場は長い間、様々な警告を無視し続けて来たという。

 前日のISM製造業景気指数も減速の兆しが見られ、6月分のISM非製造業景気指数は再び縮小に転じていたが、これは景気後退期以外ではめったに起きないことだ。この数値については月曜日に更新される予定。

 米国債の逆イールドも大幅に縮小しており、これらはすべて株式市場に対する警告のサインだと述べている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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