【材料】アップルが上昇に転じる 決算はiPad好調も中国市場が振るわず=米国株個別
(NY時間09:47)(日本時間22:47)
アップル<AAPL> 223.52(+5.16 +2.36%)
アップル<AAPL>が上昇に転じている。米雇用統計を受けた全体相場の下落で、同社株も売りが先行したものの、直ぐに買い戻しが入っている。
前日引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。アイフォーンの売上高が393億ドルと、減収ではあったものの予想は上回っていた。
iPad部門が新モデルのリリースから恩恵を受けた。5月に大幅なアップグレードを発表し、新製品にはM4チップを搭載したより高価なiPad Proや大画面のiPad Airの高速バージョンなどが含まれている。
4-6月期は通常、同社が最も低迷する時期の1つ。多くの顧客が秋に登場する次期アイフォーンを待っている時期にあたる。ただ、今回は売上高と利益はともに4-6月期としては過去最高を記録した。ただ、中国市場は依然として振るわず、同地域の売上高は6.5%減の147億ドルで予想も下回った。その点が株価の反応を抑えている模様。
同社は9月に新型のアイフォーン16をリリースする。アップル・インテリジェンスと名付けられた新しいAI機能群が期待されており、アナリストはその発売とAIの展開について楽観的になっている。
「今回の決算は問題のないクリーンな四半期だった。焦点はアイフォーン16とAIの展開に移っている。予想を上回るサービス部門の成長予測や記録的な自社株買いがプラス材料になっている」と述べた。同アナリストは、同社株をトップ・ピックに据え置き、目標株価も273ドルで据え置いた。
(4-6月・第3四半期)
・1株利益:1.40ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:857.8億ドル 4.9%増(予想:844.6億ドル)
製品:615.6億ドル(予想:606.3億ドル)
アイフォーン:393.0億ドル(予想:389.5億ドル)
Mac:70.1億ドル(予想:69.8億ドル)
iPad:71.6億ドル(予想:66.3億ドル)
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:81.0億ドル(予想:77.9億ドル)
サービス:242.1億ドル(予想:239.6億ドル)
・大中華圏:147.3億ドル(予想:152.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
アップル<AAPL> 223.52(+5.16 +2.36%)
アップル<AAPL>が上昇に転じている。米雇用統計を受けた全体相場の下落で、同社株も売りが先行したものの、直ぐに買い戻しが入っている。
前日引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。アイフォーンの売上高が393億ドルと、減収ではあったものの予想は上回っていた。
iPad部門が新モデルのリリースから恩恵を受けた。5月に大幅なアップグレードを発表し、新製品にはM4チップを搭載したより高価なiPad Proや大画面のiPad Airの高速バージョンなどが含まれている。
4-6月期は通常、同社が最も低迷する時期の1つ。多くの顧客が秋に登場する次期アイフォーンを待っている時期にあたる。ただ、今回は売上高と利益はともに4-6月期としては過去最高を記録した。ただ、中国市場は依然として振るわず、同地域の売上高は6.5%減の147億ドルで予想も下回った。その点が株価の反応を抑えている模様。
同社は9月に新型のアイフォーン16をリリースする。アップル・インテリジェンスと名付けられた新しいAI機能群が期待されており、アナリストはその発売とAIの展開について楽観的になっている。
「今回の決算は問題のないクリーンな四半期だった。焦点はアイフォーン16とAIの展開に移っている。予想を上回るサービス部門の成長予測や記録的な自社株買いがプラス材料になっている」と述べた。同アナリストは、同社株をトップ・ピックに据え置き、目標株価も273ドルで据え置いた。
(4-6月・第3四半期)
・1株利益:1.40ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:857.8億ドル 4.9%増(予想:844.6億ドル)
製品:615.6億ドル(予想:606.3億ドル)
アイフォーン:393.0億ドル(予想:389.5億ドル)
Mac:70.1億ドル(予想:69.8億ドル)
iPad:71.6億ドル(予想:66.3億ドル)
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:81.0億ドル(予想:77.9億ドル)
サービス:242.1億ドル(予想:239.6億ドル)
・大中華圏:147.3億ドル(予想:152.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース