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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ビザスク、良品計画、アシックス (12日大引け後 発表分)

ビザスク <日足> 「株探」多機能チャートより

 7月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ビザスク <4490> [東証G]  ★今期経常は4.9倍増で4期ぶり最高益更新へ
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は3億7800万円の黒字(前年同期は9200万円の赤字)に浮上して着地。国内コンサルティングファームの旺盛な需要を取り込み国内外エキスパートのマッチングなどが増加したほか、国内事業法人向けも大手深耕に注力する組織体制の見直しによって取扱高が大きく伸びた。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比4.9倍の5億5000万円と4期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示した。

 インタライフ <1418> [東証S]  ★3-5月期(1Q)経常は5.3倍増益で着地
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比5.3倍の3.8億円に急拡大して着地。内装工事事業で大型案件が計画以上に順調に進んだうえ、昨年11月に買収したサンケンシステムの業績も加わり、42.2%の大幅増収を達成した。前期から進めている資材運搬の内製化なども増益に貢献した。
  通期計画の3.9億円に対する進捗率は99.7%に達しており、業績上振れが期待される。
  併せて、発行済み株式数の14.99%にあたる300万株の自社株を消却すると発表。

 ロゴスHD <205A> [東証G]  ★今期経常は52%増で2期連続最高益、137円で初配当へ
 ◆24年5月期の連結経常損益は13.5億円の黒字(前の期は1.3億円の赤字)に浮上して着地。続く25年5月期の同利益は前期比51.7%増の20.6億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の注文住宅を中心に引き渡し棟数が1244戸(前期は1037戸)に増加する計画。埼玉県に店舗を新設し、営業力を強化するとともに、価格改定を実施する。
  併せて、今期の年間配当は初配当137円を実施する方針とした。配当利回りは6.73%。

 ヨシムラHD <2884> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の13.3億円に急拡大して着地。既存企業の成長に加え、昨年10月に子会社化したワイエスフーズグループの業績上積みが収益を大きく押し上げた。
  第1四半期実績だけで、通期計画の26.7億円に対する進捗率は50.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 ビックカメラ <3048> [東証P]  ★今期経常を15%上方修正、配当も3円増額
 ◆24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比67.1%増の207億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の214億円→246億円に15.0%上方修正。増益率が29.2%増→48.5%増に拡大する見通しとなった。
  足もとでインバウンド売上が予想を上回ったことに加え、コジマ <7513> と携帯キャリアショップ事業が好調に推移したことが要因。販管費の抑制を進めたことも上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の21円→24円(前期は15円)に増額修正した。

 ラクトJ <3139> [東証P]  ★今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額
 ◆24年11月期上期(23年12月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比68.2%増の22.6億円に拡大し、従来予想の18億円を上回って着地。業務用需要の回復を追い風に乳原料やチーズが好調だったほか、食肉食材部門の販売数量も想定以上に伸びた。アジア事業における利益率が改善したことも上振れに貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の34億円→41億円に20.6%上方修正。増益率が19.4%増→44.0%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の62円→76円(前期は48円)に増額修正した。

 黒谷 <3168> [東証S]  ★今期経常を4.2倍上方修正
 ◆24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比23倍の12.3億円に急拡大して着地。銅スクラップやインゴットの販売数量は減少したものの、不採算案件の見直しなどで利益率は大きく改善した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の4.5億円→19.2億円に4.2倍上方修正。増益率が2.0倍→8.5倍に拡大する見通しとなった。

 BeeX <4270> [東証G]  ★3-5月期(1Q)経常は37%増益で着地
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比36.8%増の2億円に拡大して着地。前期に獲得した大型案件などが寄与しクラウドインテグレーションの売上高が拡大したほか、クラウドライセンスリセールも新規契約数の増加や円安基調を追い風に大きく伸びた。

 サーバワクス <4434> [東証S]  ★3-5月期(1Q)経常は97%増益で着地
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比96.6%増の4億円に拡大して着地。アマゾン<AMZN>のクラウドサービス「AWS」の課金代行を展開するリセール部門で顧客企業のAWS導入・利用促進が進んだほか、為替の円安が加速したことも追い風となった。
  第1四半期実績だけで、通期計画の4.9億円に対する進捗率は82.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 エレメンツ <5246> [東証G]  ★今期営業を一転黒字に上方修正
 ◆24年11月期上期(23年12月-24年5月)の連結営業損益は1億4700万円の黒字(前年同期は4億6400万円の赤字)に浮上して着地。併せて、通期の同損益を従来予想の5500万円の赤字(予想レンジ中値)→3800万円の黒字(同)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。「LIQUID eKYC」の認証回数が四半期ベースで過去最高を記録するなど個人認証ソリューションが好調に推移していることに加え、アドメディカを連結子会社化した影響も反映した。

 ADプラズマ <6668> [東証S]  ★今期経常を80%上方修正
 ◆24年8月期の連結経常利益を従来予想の10億円→18億円に80.0%上方修正。減益率が56.4%減→21.5%減に縮小する見通しとなった。米国や中国などの海外顧客において半導体製造装置向けプラズマ電源の受注が伸びることが寄与。生産稼働率の向上に加え、円安による為替差益の計上なども利益を押し上げる。

 良品計画 <7453> [東証P]  ★今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比79.5%増の433億円に拡大して着地。国内事業でスキンケアや日用消耗品といった生活雑貨が好調に推移したほか、円安を追い風に海外事業も大きく伸びた。国内で一部商品の価格改定を実施したことも大幅増益につながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の460億円→535億円に16.3%上方修正。増益率が27.2%増→48.0%増に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 グラファイト <7847> [東証S]  ★3-5月期(1Q)経常は5.6倍増益・上期計画を超過
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.6倍の1億6300万円に急拡大して着地。ゴルフシャフトの販売が増加したことに加え、原価低減や販管費の抑制などで採算が改善したことが寄与。
  上期計画の5800万円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。

 アシックス <7936> [東証P]  ★今期経常を68%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の530億円→890億円に67.9%上方修正。増益率が4.6%増→75.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。復刻モデルを中心にスポーツスタイルの好調な販売が継続するほか、オニツカタイガーは日本と中華圏で引き続き伸長する。粗利益率の改善やコストコントロールの進展に加え、為替レートを円安方向に見直したことも上振れの要因となる。
  併せて、7391万6500株の売り出しとオーバーアロットメントによる上限1108万7400株の売り出しを実施すると発表。

 松屋 <8237> [東証P]  ★今期経常を一転70%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の11億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の24億円→50億円に2.1倍上方修正。従来の18.3%減益予想から一転して70.2%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。訪日外国人の増加に伴い免税売上高が想定以上に拡大し、第1四半期の売上高が計画を上回ったことを反映した。

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