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【材料】IDEAYAバイオが大幅高 中間段階の試験データで予備的結果が有望と発表=米国株個別

(NY時間13:24)(日本時間02:24)
IDEAYAバイオ<IDYA> 40.71(+6.45 +18.83%)

 バイオ医薬品のIDEAYAバイオサイエンシズ<IDYA>が大幅高。尿路上皮がんおよび肺がん患者を対象とした実験的治療法の中間段階の試験データを発表し、予備的結果は有望であったと発表した。単剤療法拡大用量試験(第2フェーズ)では、メチルチオアデノシンホスホリラーゼ欠失性尿路上皮がん及び非小細胞肺がん患者を対象に「IDE397」が検証された。

 18人の評価可能な患者における臨床データの更新は、全奏効率約39%、病勢コントロール率94%、腫瘍縮小を示した患者の78%を含む。

 同社は「IDE397」の1日1回30mgの拡大用量で観察された、複数の部分的奏効と1例の完全奏効を含む予備的な臨床効果と良好な安全性プロファイルに「非常に勇気づけられた」と述べている。薬剤関連の重篤な有害事象はなく、良好な有害事象プロファイルが観察されたという。

【企業概要】
 腫瘍分野に注力し、精密医療アプローチによる癌分子の標的治療薬の発見・開発に従事する臨床段階のバイオ医薬品会社。ブドウ膜黒色腫を対象に低分子のプロテインキナーゼC(PKC)阻害剤の臨床試験を進めるほか、扁平上皮非小細胞肺がんや膀胱がんなどを対象とした開発・治験に取り組む。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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