【市況】NY株式:NYダウは56ドル高、長期金利低下が支援
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
米国株式市場は続伸。ダウ平均は56.76ドル高の38,834.86ドル、ナスダックは5.21ポイント高の17,862.23で取引を終了した。
小売売上高の結果が利下げを正当化するとの見方に寄り付き後、上昇。同時に、景気への懸念も広がり相場は伸び悩んだ。ハイテクは過去最高値付近からの利益確定売りも目立ったが、長期金利の低下が支援し、相場は終日底堅く推移。ナスダックは7営業日連続で過去最高値を更新し終了した。セクター別では、半導体・・自動車部品が下落、不動産管理・開発が下落。
製薬会社のメルク(MRK)は食品医薬品局(FDA)が同社の肺炎治療ワクチンを承認し、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き上げで、上昇。スーパーマーケットチェーンのクローガー(KR)や化粧品メーカーのelfビューティー(ELF)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。メキシコ料理レストランを運営するチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)1株を50株にする分割実施を控え、上昇。エネルギー資源会社のオクシデンタル・ペトロリアム(OXY)は著名投資家のバフェット氏が運営するバークシャー・ハサウエイ(BRK)による同社の株式追加購入が明らかになり上昇。
航空機メーカーのボーイング(BA)は同社製造の航空機のドアが外れた事象を巡り最高経営責任者(CEO)が上院議会で証言し、下落した。
住宅建設会社のKBホームズ(KBH)は取引終了後に決算を発表。内容が予想を上回り時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ