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【市況】株価指数先物【昼】 ショートカバーを狙ったロングが入りやすい


 日経225先物は11時30分時点、前日比480円高の3万8480円(+1.26%)前後で推移。寄り付きは3万8420円とシカゴ日経平均先物の清算値(3万8410円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直前に3万8470円まで買われ、買い一巡後はショート優勢となり、中盤にかけて3万8310円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、終盤にかけて再びロングが強まり、3万8490円まで買われた。

 日経225先物は買い一巡後にいったんボリンジャーバンドの-1σ(3万9410円)を下回ったが、中盤以降は再びロングの動きが強まっており、節目の3万8500円に接近してきた。強弱感が対立しやすい水準だが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が堅調な値動きをみせており、ショートを仕掛けづらくさせている。積極的なロングは限られるものの、ショートカバーを狙ったロングは入りやすいだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.14倍に上昇した。東京エレクトロン <8035> [東証P]、TDK <6762> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]などが日経平均型を牽引する形で始まり、200日移動平均線(14.13倍)を捉える形となった。同線を上回って推移するようだと、NTロングでのスプレッド狙いに振れやすくなりそうだ。

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