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【市況】ダウ先物は軟調 米CPIとFOMCの結果に焦点=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:55)(日本時間21:55)
ダウ先物 38790(-67.00 -0.17%)
S&P500 5347.25(-8.50 -0.16%)
ナスダック100先物 18997.25(-40.50 -0.21%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調に推移している。先週末の米雇用統計は想定外の強い内容となったが、米株式市場は意外に底堅く推移し、小幅安に留まった。予想を上回ったことが企業業績に好材料と捉えられたが、FRBの利下げ期待は再度後退している。

 市場は12日の米消費者物価指数(CPI)とFOMC結果発表に焦点が移っている。投資家は5月のCPIを分析し、利下げのタイミングとペースについて何らかのヒントに注目することになる。

 一部からは「先週の米雇用統計は雇用の粘り強さを示し、FRBはタカ派スタンスに転じると考えられるが、下半期の利下げの可能性を排除することはない。基本シナリオは9月と12月の2回の利下げで、2番目に可能性が高いのは1回の利下げだ」との指摘も出ている。

 サウスウエスト航空<LUV>が時間外で上昇。アクティビスト(物言う投資家)として知られるエリオット・インベストメント・が同社株を20億ドル積み増し、同社に改革を求める方針だと伝わった。

 AMD<AMD>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。目標株価は従来と変わらずの176ドル。同社にとってAIは依然ハードルが高く、投資家はエヌビディア<NVDA>やブロードコム<AVGO>のような大手に投資した方が良いと指摘している。

 フィットネスセンターを展開するプラネット・フィットネス<PLNT>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の62ドルから100ドルに引き上げた。

 海洋資源掘削サービスのダイヤモンド・オフショア・ドリリング<DO>が時間外で上昇。同業のノーブル<NE>が買収することで合意した。

(NY時間09:05)(日本時間22:05)時間外
サウスウエスト航空<LUV> 29.63(+1.88 +6.77%)
ダイヤモンド・オフショア<DO> 15.11(+1.18 +8.47%)
プラネット・フィットネス<PLNT> 72.03(+3.96 +5.82%)

アップル<AAPL> 197.51(+0.62 +0.31%)
マイクロソフト<MSFT> 424.50(+0.65 +0.15%)
アマゾン<AMZN> 183.94(-0.36 -0.20%)
アルファベット<GOOG> 175.67(-0.28 -0.16%)
テスラ<TSLA> 176.27(-1.21 -0.68%)
メタ<META> 492.41(-0.55 -0.11%)
エヌビディア<NVDA> 119.55
AMD<AMD> 163.20(-4.67 -2.78%)
イーライリリー<LLY> 856.00(+6.01 +0.71%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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