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【市況】NY株式:NYダウは87ドル安、早期利下げ期待が後退(訂正)

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

下記の通り修正します。
(誤)39,798.99ドル
(正)38,798.99ドル

米国株式市場は下落。ダウ平均は87.18ドル安の38,798.99ドル、ナスダックは39.99ポイント安の17,133.13で取引を終了した。

5月雇用統計が想定以上に強く早期利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付き後、下落。同時に、経済に楽観的な期待も広がり、一時上昇する局面もあったが、長期金利上昇を嫌気した売りに押され、相場は下落で終了した。セクター別では、銀行や保険が上昇した一方、不動産が下落。

靴メーカーのスケッチャーズ(SKX)はアナリストが卸売り環境の改善や堅調な履物販売のトレンドを受けて、同社の投資判断を引き上げ、上昇。電子、消費者・オフィス製品を扱う3M(MMM)もアナリストの投資判断引き上げで、上昇した。バイオのジェロン(GERN)は血液疾患治療薬を巡り食品医薬局(FDA)の承認を得たことが好感され急伸。携帯端末のアップル(AAPL)は来週10日に開幕する世界開発者会議(WWDC)で生成人工知能(AI)を巡る新戦略発表が期待され、買われた。ゲーム販売のゲームストップ(GME)はミーム株ブームの仕掛け人とされるギル氏による生配信前に、予定を前倒しして発表した第1四半期の売り上げが29%減となったほか、クラスA株を追加で7500万株売却する方針を発表し、下落。

国家経済委員会(NEC)のブレイナード委員長は雇用統計を受けて、インタビューで「労働者にとって、良いニュースだ」と述べた。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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